立川志の輔師のパルコ公演
立川志の輔師匠のパルコ公演に行ってきました。


このパルコ公演は、今年で5年目を迎えるという、
志の輔師のライフワークとも言えるもので、
一ヶ月という長丁場です。
必ずこの公演で師匠は、創作の新ネタを下ろされます。

昨年に続いて今年も、志の輔師から
『ネタを手伝ってほしい』と、直接お電話をいただいて、
微力ながら2年連続で、ネタ作りのお手伝いをさせていただきました。
そのご褒美という事で、志の輔師匠から招待していただき、
今年もパルコに行く事ができました。
このパルコ公演を控えた昨年12月は、
毎日のように師匠から、ネタの相談のお電話をいただいて、
ほとんど『恋人同士』のような頻度で、
師匠と話をさせていただいてました(笑)
非常に嬉しい事です。

志の輔師がアイデアを出され、私が原型となるネタを書き、
それをまた師匠が再構成して作り上げられたものが、
1席目に演られた『身代りポン太』という作品です。
おこがましくも、
師匠の書かれた最終原稿をチェックさせていただいたんですが、
その時点より何倍も面白くなっていて、
志の輔師の才能の凄さには、改めて舌を巻きました。
1席目と2席目の間にスライド演出があって、
その間に師匠が着替えてこられるんですが、
そのスライドにも、私の考えたネタを使っていただいていて、
とても感激しました。
2席目の『踊るファックス 2010』は、
本来は大幅に手を入れられる予定だったようですが、
マイナーチェンジ程度にとどめられてました。
言うまでもなく大爆笑で、
良い形での改作になっていたと思います。
3席目の『中村仲蔵』は、1時間15分に及ぶ熱演でしたが、
全く時間の長さを感じさせない上、
私好みの演出をされていたので、本当に面白く聴く事ができました。
3席で2時間50分という、超贅沢なプログラムでした。

終演後は、楽屋へお邪魔しました。
そして、『一度あなたの落語を聞かせてよ』という
志の輔師の言葉を真に受けて、
さん太CDを押し付け…いや、持参致しました。
くしくも、証拠のCDが写真に写っております。
…ほとんど、嫌がらせですね。
2年連続で志の輔師のネタ作りのお手伝いができた事は、
私の作家という部分においては、
本当に勉強になりましたし、光栄な事だと思っています。
また来年のパルコ公演も『戦力』として考えてもらえるよう、
頑張らないといけませんね。
微笑亭さん太