病院、矢の如し
定期的な健康診断を受ける事が重要ですよね。
かなり悪くなるまで
自覚症状のない病気もあったりしますから、
早期発見というのが一番です。
中には【医者嫌い】と言われる方々もいて、
こういう方というのは、
ちょっと体調がおかしくなっても決して、
医師の検査を受けようとしないんですね。
その理由というのが
【悪いところが見つかると嫌だから】
・・・これは大いなる矛盾なんですけどね。
そういう方々でも我慢できないのが
【歯の痛み】だと言いますね。
痛み止めを飲んだって収まるもんじゃありませんから、
即、歯医者さんへ行くという事になりますが、
待合室で待っている時間というのも嫌なもんですよ。
どのくらい痛い治療をされるのか、
ただでさえ不安なのに、
それを盛り上げる、歯を削る機械音と子供の絶叫・・・
大の大人でも憂鬱になります。
とある歯医者の診察室で、
看護師さんが持っていた荷物を手を滑らして、
自分の足の上に落としてしまい、
思わず『痛い!』って大声で叫んじゃったんですね。
そしたら待合室にいた人たちが
全員帰っちゃったって話がありましてね・・・
物凄く誤解されちゃったんでしょうね。
病院の待合室というのは、
どこでもお年寄りが多くて、そういう方々にとっては、
ちょっとした合コン会場みたいなものですよね。
毎日のように顔を出す方もいらっしゃって、
毎日歩いて通えるというのは健康な証拠でしょうね。
待合室を、ただ待たされるだけの場から、
医師や患者、住民、そして様々な情報が
交差する場へ発展させようという
【待合室から医療を変えようプロジェクト】
というのがあるそうですね。
これは医師の有志の方々が発起人となって、
無機質な待合室をサロンや栄養指導、健康教育の場などに
活用していこうという試みなんですね。
確かに待合室というのは退屈ですし、
大病院なんかだと、たった5分の診察を受けるために
何時間も待たされるなんて事もありますから、
何らかの形で有効利用できそうな気はしますよね。
待合室で待ってる方々を対象に、
クイズコーナーとかを設けてもいいですよね。
「斉藤病院名物、ドキドキクイズのコーナーで~す!
さあ、心臓が悪くて通ってらっしゃる、
こちらの山田トメさんの余命は、あと何年でしょ~か?
そちらの患者さん、お答えください。
・・・ざんね~ん!正解は、あと半年で~す」
なんてんでクイズをすれば、
盛り上がる事請け合いですよ。
あるいは先生がサングラスをかけて、
タモリさんみたいな格好で、
選ばれた患者さんと公開診察でトークをするという
【治っていいとも!】のコーナーとかね。
「・・・そういう事ですから、明日は手術をしますので。
明日も来てくれるかな?」
「いいとも!」
これは待ってる方々も、
退屈しないで済むんじゃないですかね。
微笑亭さん太