女神降臨?
先週の蒲郡から豊橋へと場所を移しての、年金受給者対象の会で、
毎年、2週連続で演らせていただいています。

蒲郡は60数名の参加者だったんですが、
昨日は、その約3倍に当たる、
190名くらいの参加者がありました。
イスが足りなくなるのではという盛況ぶりでした。
これ以上来て下さったら、
もう高座に上がって、横で見ていただくしかなかったでしょうね。
私が『楽しい動物園』、三代さんが『寝床』を演りましたが、
とてもよく笑って下さいました。
やはり我々天狗連にとっては、豊橋は『ホーム』ですね。
3日前の月例寄席で演ったマクラを再び喋ったんですが、
その中に『歯医者さんが過剰サービスをする』というネタがあるんですね。
ですから、『渡りに船』とばかりに『インプラント事件』をイジったら、
そこが一番ウケましたね。
豊橋では、今最も旬なネタのようです。
落語の後は皆さんお待ちかねの、福袋抽選会です。
特賞にあたる『初夢賞』には、
『蕎麦の詰め合わせ』や『ダシの素』、『膝かけ』など沢山入っていて、
かなり重くなっています。
その『初夢賞』、足どりのあまりよくない、
小柄な年配女性に当たったもんですから、
ちゃんと持って帰れるかどうか心配だったんですが、
福袋を持った途端、シャキっとして、スタスタと歩いて行かれました。
…福袋パワー、恐るべし。
会の終了後、お客さんを送り出していたら、
「さん太さん、覚えてますか?」と、
一人の年配女性に声をかけられました。
以前、私の芸名の由来を書いたんですが、
落研の1年生時代、『微笑亭』に入門したのが、
私と、豊橋在住の女の子だったため、
『さん太』と『まりあ』というセットで付けられた名前なんですね。
彼女は諸事情で落研を辞めてしまったんですが、
背の高い、スレンダー美女だった事はよく覚えています。
「私、微笑亭まりあの母です」
声をかけて下さったのは、彼女のお母さんでした。
「え~っ、まりあのお母さんでしたか!お久しぶりです!」
私が19歳の頃、1~2度お会いして以来の再会で、
私的には、凄く感激しました。
まさかこんなところで本物の、
『生母・まりあ』に会えるとは、夢にも思いませんでした。
色んな意味で、とても印象に残る高座となりました。
微笑亭さん太