バラバラ事件発生
当時の人々の暮らし振りが、
よく判ったりなんて事もありますよね。
紀元79年、火山の噴火で埋もれた
古代ローマの都市ポンペイの人々が、
穀物や果物、豆、魚、卵、オリーブなどの他に、
インドネシア産の香辛料やスペイン産の魚を塩漬けにした物、
地元産ではない貝やウニも食べていた事が判ったそうですね。
かなりのグルメだという事が判ります。
それだけではなく、
フラミンゴやキリンを食べていた事も
明らかになったそうですね。
これは下水から
キリンの関節が見つかった事から判明したんですが、
かなり高度な料理法と高い生活水準が伺えるわけですね。
当時、キリンは食卓に【おかず】として並び、
今は【ビール】として並んでいるわけですね。
ひょっとしたら当時も、生き血をグラスに入れて
【キリンの一番搾り】として飲んでいたかもしれませんけどね。
キリンというのは、体は大きくても
比較的穏やかな印象がある動物ですが、
デンマークの首都・コペンハーゲンの動物園が、
オスのキリンを銃殺した上、来園者の親子の前で解体し、
その肉を園内のライオンに食べさせたそうですね。
日本的には絶対ありえない出来事だと思うんですが、
会社でもないのに、【キリン】が【ライオン】に
吸収合併されちゃったという事になるんでしょうかね。
当然、クレームが殺到するわけでして
『なぜ殺す必要があったのか?』、
『ライオンが肉を食う残虐な場面を、なぜ子供に見せるのか?』
といった声が沢山寄せられました。
それに対し動物園は
【近親交配を避けるための殺処分】と説明してまして、
確かに【欧州動物園水族館協会】という組織が、
種を健全な状態で長期保存するための
殺処分を認めてはいるんですね。
来園者に見せた事についても、
『残虐なのが自然の現実。
子供たちに学びの機会を与えた』と言ってますが、
子供たちのほぼ100%が、
将来的にサバンナで暮らす可能性はないでしょうから、
わざわざ見せる必要があったのかどうか甚だ疑問ですね。
「キリンを解体してライオンに食わせ、見世物にする?
冗談じゃねえ、そんなひどい事が許されるわけねえだろ!」
「随分怒ってらっしゃいますね。あなた、お仕事は?」
「【マグロの解体ショー】やってんだよ」
これは、日本の【文化】ですからね。
ある結婚式のアトラクションで、
マグロの解体ショーが行われましてね。
お客さんも興味津々で見ていたんですが、
花嫁さんが近くで見ようと近づいていってコケてしまい、
マグロの上に転んじゃったんですね。
その結果、ウエディングドレスが鮮血にまみれ、
披露宴の式場が、まるで2時間サスペンスの
第一の犯行現場みたくなっちゃったなんて話もありますから、
出し物は考えなくてはいけませんね。
微笑亭さん太