歯がゆい思い
あまりアドリブがきくタイプではありません。
それで凄く歯がゆい思いをする事が多々ありますね。
打ち上げの飲み会なんかで、
誰かがボケた時(認知症的な意味ではありません)
あるいはボケてスベった時、
それに対して的確なツッコミを入れて笑いを呼び、
場の空気をリセットできた時というのは、
好きな女の子にコクられたくらいの言い知れぬ快感を
感じたなんて方も多いと思います。
そういう時のツッコミというのは、
厳密に言えば【一種類】しかないんですよね。
【次善手的なツッコミ】は、何パターンか存在すると思うんですが、
まさにこれ!というベストなツッコミは
唯一無二な存在なんですよね。
私の場合、それが見つからない事が多いですね。
見つからなくて、次善手的なツッコミをしても、
ある程度の笑いは取れます。
取れるんですが、
どうも【当たってない感】が半端ないんですよね。
渾身の右ストレートが相手の顔面に入ったはずなんだけど、
わずかに目測を誤り、
芯を外してるのが判るんですよね。
こういう感覚は、聞いてるギャラリーの方々にも
何となく伝わってしまい、
不完全燃焼的な空気が漂ったりするんですね。
この空気が、何とも気持ち悪いんです。
日常会話ならまだいいんですが、
ネタを書いている時にも、
そういう事を頻繁に感じたりします。
ネタの中の登場人物がボケた時に、
ツッコミ手の台詞が、どうも浮かばなかったりするんですよね。
このボケに相応しい、ベストなツッコミが存在している事は
経験則から何となく判るんです。
判っているのに浮かんでこない、
そんな歯がゆい思いを、よくしているんですね。
そんな己のセンスの無さに絶望する事も多いんですが、
自分の引き出しを増やすためにも、
日々勉強しないといけないな~と思う
今日この頃です。
微笑亭さん太