雑草教育は過去の話
連日飲み会なんて方もいらっしゃるんじゃないかと思いますが、
お酒を飲んで運転するのだけは絶対ダメですよね。
車を運転される方は、飲酒の検問に出くわすなんて機会もありますが、
ああいう検問では、免許の提示を求められる事が多いです。
「すみません、交通検問です。免許証を拝見します」
「免許証?持ってないわよ」
「えっ?不携帯ですか?」
「何言ってんの。先月、あなたが私を捕まえて、
免許取り消しになったのを忘れたの!?」
わけ判んない理由でキレられたりしましてね。
お巡りさんも大変ですよね。
自動車の免許を取るためには、
誰でも教習所に行かなければならないわけですが、
ああいうところというのは、どちらかというと
指導が厳しいイメージを持たれてたりしますよね。
ところが、三重県伊勢市にある南部自動車学校では、
そんなイメージとは真逆に、
【ほめちぎる教習所】をスローガンに掲げ、
積極的に褒めて生徒の意欲を高める指導を実践して
話題になっているそうですね。
生徒さんが一時停止の場所で左右を確認しただけで、
「落ち着いてますね。いいですよ」と
素敵な笑顔で教官が褒めてくれるんですね。
「クラッチの使い方も、しっかり覚えてますね」なんてんで、
終始柔らかな口調で接してくれるんですね。
褒めちぎる理由は、
『褒める事でやる気を引き出し、今の若者に運転を楽しんでもらうため』
だそうですね。
というのも、免許を取る若者の動機にも変化が生じていて、
昔は運転したくて来る人がほとんどだったんですが、
今は就職のため仕方なくという人が増えたんですね。
厳しい指導だと、教習を途中で投げ出す生徒もいる事から、
褒めて伸ばす指導を取り入れたんだそうですね。
その結果、生徒も増え、着実に成果は上がってるそうですね。
ですから路上教習の途中に人をはねちゃったりしても、
「轢いたっていいんだよ、人間だもの」
なんてんで、相田みつおみたいな事を言う教官もいるんでしょうね。
やはり人というのは、褒められると気分が良くなり、
積極的になるのは確かですから、警察の取り調べなどに取り入れたらどうですかね。
「お前が盗んだのは判ってんだぞ!」
なんてな調子で、従来のように脅して自白させるんじゃなく、
【褒めて吐かせる取り調べ】とかね。
「いや~、あんな鮮やかな手口、見た事ないよ。
いい腕してるよね~。あまりにも鮮やかだから、
ウチの署で表彰しようかって話も出てるのよ。いや、マジで。
被害者も一本取られたって感じで、あんたに盗られたのを、
むしろ誇りに思ってるんじゃないかな。
凄いよ、凄い。何でも盗めちゃうんだろね…実はさ、ウチの署の予算が
100万ほど無くなってるんだけど、あれも君がやったんだよね?」
なんてんで、知らないうちに濡れ衣を着せられ、
使い込みの尻拭いをさせられる恐れはあるかもしれませんね。
微笑亭さん太