カブルの悲劇
毎年1月に行われている、日本笑い学会主催の
『新春笑例会』に出演するためです。
前半は、主にお医者さんの学会員の方々による、
笑いと健康に関するお話で、
後半は、私と減滅渡さんによる落語というプログラムです。
私の前に話されたのは、いつもお世話になっている、
豊橋の西田先生でして、先々月にも、創造大学でのイベントにて、
ご一緒させていただきました。
ここの楽屋というのは、モニターがあって、
会場の様子は判るのですが、なぜか音声が切られているため、
演者が何を喋っているのか一切判らないのです。
西田先生が何を喋ったのか全く判らないまま、
私は高座に上がりました。
お客さんは非常によく笑っていただいて良かったんですが、
降りた後、見に来ていたみるくさんから、
「さんちゃん、カブっちゃったね~」
「……えっ?」
聞けば、私がマクラでフッた、みのもんたさんのネタが、
西田先生が使ったのと全く同じだったようなのです。
あちゃ~!
それは先々月のイベントの際、西田先生に教えたものだったのです。
昨日使っているとは知らなかったので、思いっきりカブってしまいました。
私のネタを使っていただいても構わないんですが、
使っている事自体を知らなくて、ニアミスなんて事は、
今までにもありました。
「前にさ、私の営業用のマクラを喜苦君が使ってて驚いた事があったんだよ。
そしたら喜苦君が『ポスト君も使ってますよ』…えっ、いつの間に?
みたいな事があったからね」
と言ったら、みるくさんが、
「それ、私も使ってるよ」
…使ってるんかい!(笑)
打ち上げも楽しかったですし、
やはりこの会は何度出ても楽しい会ですね。
微笑亭さん太