私、お肌が民間なの
減給から一転、自主退職で決着したなんて事がありました。
橋下市長の肝いりで今年度から始まった、
市立小中学校の校長の公募採用ですが、ここまで既に、
民間出身者11人のうち、過半数を超える6人が
トラブルを起こしてるんですね。
【校長】なのに【絶不調】なわけでして、
これでは校内一の問題児は、校長室にいるって事になっちゃいますよね。
この校長の処分が重くなった背景には、
本人が書いた顛末書の言い訳が、
あまりにひどかったからだと言われています。
PTAの親睦会で児童の母親を触り『僕と会えなかったら寂しい?』とか
『君の気持ちを聞かせて』なんてメールを送った行為については、
『情報収集のため』と書いてましてね。
母親を【女性スパイ】呼ばわりして
『情報が入ってくるように愛情表現で語りかけ、
気を引き成果を上げる、007のような行動だった』と
大真面目に釈明してるんですね。
ダメダメ感漂う釈明ですが、小学生でも、
もうちょっとマシな言い訳するような気がしますよね。
この件以外にも、元テレビディレクターの小学校校長は、
放送作家たちと無断で長時間外出しっぱなしだったとか、
別の小学校校長は、給料の額に不満を言い、
『私が力を発揮できる場所とは違う』と捨て台詞を残し、
就任から3ケ月で辞職したなんてのもあります。
元新聞記者の中学校校長に至っては、
口論の末、教頭先生に土下座をさせたらしいですが、
屈辱に耐えかねた教頭先生が刃物でも持ち出したら、
翌日から校長先生ではなく【包丁先生】とでも呼ばれるようになりますよ。
学校教育法施行規則の改正で、2000年度から、
教員免許がなくても校長になれるようになったんですね。
これには『学校は保守的』だとか『子供の立場で考えない』などの
批判が強まった事から、外部の目を取り入れ、
学校現場の体質を変えようとの狙いがあったわけですが、
こう不祥事が続くというのは、
制度自体に歪みが出てきているのかなという気がしますね。
保守的な部分を壊して子供の立場で考えるという事が目的なら、
生徒たちと同年代くらいの校長先生を
採用してみるのがいいんじゃないでしょうかね。
雨が降ったりすると、『マジ、だりぃ~』とか言って学校に出てこなかったり、
万引して捕まっても未成年ですから、
新聞には【校長A】とか仮名で載るわけですね。
挙句の果てには、ディズニーランドへの修学旅行には
『個人的に行きたい』という理由だけで勝手についてきたりするわけですね。
「…先生、あそこでミッキーの耳つけてはしゃいでるのは、校長先生ですよね?」
「見ちゃダメよ!他人のフリしてなさい」
なんてんで、そんな自由気ままな校長先生がいても、楽しいかもしれませんね。
微笑亭さん太