青年の出張
地元主催の敬老会の催しにて一席演ってきました。
実はこの日は、午後の高座(紅茶みたい・笑)が入っていて、
このお話をいただいた時、時間的に伺うのは無理だと思っていました。
ところが、私を名指しでオファーしてくださった
Iさんという方が、とても熱心な方でして、
何とかかけもち出演が可能な時間まで
前倒ししてやり繰りしてくださり、
出演する事ができるようになりました。
まだお若い方なのに、本当に熱心にやってくださったのです。
一度打ち合わせのため、数日前にIさんにお会いしたのですが、
「Iさん、今回は時間の事で
ご迷惑をおかけしてしまって申し訳ありませんでした」
「いえいえ、私自身が是非、
さん太さんの落語をお聞きしたいと思っていましたので」
「そうなんですか?」
「ええ。ですから、来ていただけるようになってよかったです」
「それは嬉しいですね~。
では当日は、Iさんにも楽しんでいただけるよう頑張ります!」
「それが…当日、私、出張になってしまって現場にいないんですよ」
……え~っ!?
何ということでしょう(劇的ビフォーアフター風)
50名ほどのお年寄りを前に喋りましたが、
とてもお元気で笑ってくださり、伺った甲斐がありました。
Iさんもさぞや、草葉の陰で喜んで……死んでない、死んでない!(笑)
お世話になったIさんに是非聞いていただきたかったので
また次回も、お声がけいただけたら嬉しいです。
微笑亭さん太