あなどれない絵本
夜は『ぱんとまいむ寄席』だったんですが、
朝イチでナゴヤドームすぐ近くの矢田小学校に行ってきました。
学区のお年寄り対象の敬老会にて、一席演ってきました。
200名ほどのお客さんが集まるという事もあり、会場は体育館でした。
演奏やジャグリングなどの、楽しく派手な出し物があって、
その後シメとして、地味に落語という、
飲み会におけるお茶漬け的な位置付けでした。
小学校という事もあり、
楽屋となった部屋には小学生校低学年向けの絵本などが、
本棚に何冊か置かれていました。
その背表紙を見ていてつくづく思いましたが、
絵本のタイトルというのは、妙に好奇心をそそられる物が多いですね。
ほぼ平仮名で書かれているから余計にです。
ざっと見ただけでも、
『たこのだっこはてとてとて』とか『パンツマンVSくいこみウーマン』、
『ぬい針だんなとまち針おくさん』…何か痛そうな夫婦だな~と思ってたら、
その隣には『パパはウルトラセブン・ママだってウルトラセブン』という、
特撮好きの私のハートをわしづかみにするような絵本が。
中を見てみると、
なぜかパパもママも子供も全てウルトラセブンという家庭が描かれていて、
しかもメトロン星人を倒して帰ってきたパパセブンが、
汚れたバトルスーツを脱ぎっぱなしにしておいたために、
ママセブンに怒られるというシュールな絵が描かれていました。
私はすっかり釘付けになってしまい、危うく着替え忘れるところでした。
この高座で学んだ事は、
『ウルトラセブンのバトルスーツは、汚れたら脱いで洗濯する事ができる』
という事でした。
微笑亭さん太