パンクブーブー、おめでとうございます!
本当に、おめでとうございました。
笑いの好みというのは人それぞれですから、
中には審査結果に異論のある方もいらっしゃるでしょうが、
今年は比較的、妥当な結果になったんじゃないかと思います。
『パンクブーブー』は、オンバトに出ている頃から、
『うまいな~』と思って見ていましたが、
ここ最近は、ますますスキルアップしたような印象があります。
彼らのネタは、
どのネタを見ても、『非常に緻密な印象』を受けます。
ギャグの一つ一つが、
ベタなもの、ひねったもの、ノリツッコミ的なものと、
バラエティに富んでいて、それが『この順番でないと成立しない』という、
ベストな組み合わせで構成されています。
そして、間や言い方を間違えたりすると全く笑いを取れないという、
テクニックを要する難しいボケが多いと思います。
これは、ボケの佐藤君の技術とセンスが、
ダントツだという事に他ならないでしょう。
黒瀬君のツッコミも的確だし、大変良いコンビだと思います。
毎年思う事なんですが、採点は、
『全ての漫才が終わった後で発表』
というわけにはいかないんでしょうかね?
トップの演者が不利と言われる理由の一つに、
『審査員が最初から高得点を出しにくい』という事があります。
それなら、点数を非公開にして、
『全てのネタが終わるまでは変更可能』にしておけば、
『トップのコンビに88点つけたけど、この流れなら92点くらいつけたいな』
と思えば変えられるわけですから。
それならトップの不利さも緩和されるんじゃないでしょうか。
…まあ、テレビ的な演出という事を考えれば、
今の方式にするしかないんでしょうけどね。
あるいは、
敗者復活組をトップに演らせるという方法もありますね。
今の方式だと敗者復活組は、
会場が暖まりきったところに劇的に登場するという、
オイシイ役回りですから、割と有利なんですよね。
それでは、
正規に勝ち上がった8組が、ちょっと可哀想な気がします。
まあでも、今年も盛り上がってよかったですね。
リベンジを誓うコンビたちは、
来年末に向けて頑張って下さい。
…あ!今日は『月例寄席』です。
お暇な方は、午後7時には、『あんくるとむ』にお越し下さい。
よろしくお願い致します。
微笑亭さん太