求む挑戦!『落語期末テスト』
『落語期末テスト』を行いたいと思います。
判る問題だけでもいいので、解答していってください。
【落語期末テスト】
問1)落語『風呂敷』において、主人公の『兄貴分』は、
押入れの前に居座る酔っ払い男の頭から風呂敷をかけ、
目隠し状態にして、押入れの中の男を逃がします。
その風呂敷をかぶせる口実として、
「今、脇で揉め事を一件、収めてきたから」と、
そのやり方の説明と称して風呂敷をかぶせるわけですが、
その後、酔っ払い男に、
「じゃあ、その揉め事の時には、どういう口実で風呂敷をかぶせたんだ?」
と聞かれた場合、主人公が用意していたであろう返答を答えなさい(20点)
問2)『猫久』という噺は、
猫のように大人しい事から『猫久』と仇名されている男が、
血相を変え激怒して帰宅したところから始まりますが、
このように大人しい久六を激怒させた事というのは一体何か、
その内容について簡潔に答えなさい(10点)
問3)『替り目』の中の夫婦の会話で、
「めざしが…」
「いただきました」
「海苔の佃煮が…」
「いただきました」
「隣の旦那…」
「いただきました」という有名なくだりがありますが、
この時、亭主は「隣の旦那…」の後、
何と言葉を続けようとしたのかを答えなさい(10点)
問4)「お前に怪我でもされてみねえ、明日から遊んでて酒が飲めねえ」という、
古典落語中、屈指の秀逸なサゲで知られる『厩火事』ですが、
あの『髪結いの亭主』は、そのような本音を言ってしまう事により
女房が激怒し、今の安寧な生活が壊れてしまう可能性が
十分にある事を考慮していたのかどうか。
考慮していたとしたら、自分の本音に対して、
女房がどうリアクションするのが彼にとって理想だったのかを答えなさい(20点)
問5)大ネタのひとつに『はてなの茶碗』という噺がありますが、
そもそもあの茶碗は、傷もないのになぜ水が漏れるのか、
物理的見地に基づいて、万人が納得できる答えを導きだしなさい(10点)
問6)『壺算』に出てくる瀬戸物屋の店主は、
結果的に詐欺行為に引っかかってしまうわけですが、
『3円+3円=6円』になるはずなのに、なぜ店主は損したのか。
また、どう対処すべきだったのかを、数学的思考を用いて答えなさい(10点)
問7)廓噺『辰巳の辻占』では、
主人公の伊之助と辰巳の女、お玉が吾妻橋の上から
『心中もどき』をする場面があります。
この時、全く死ぬ気のないお玉は、暗闇で姿が確認できないのをいい事に、
自分の身代わりとして石を放り込みます。
その音を聞いて伊之助はお玉が飛び込んだと思い、自分も石を放り込みます。
そして、その音を聞いたお玉もまた、
伊之助が飛び込んだものと勘違いしますが、
お玉が先に飛び込んでしまったとすれば、
その時点で死んでしまうわけですから、
伊之助が飛び込んだ音を聞かせる必要もないし、
聞く事自体が不可能なのは明らかです。
ではなぜ伊之助は、聞くべき相手がいないはずなのに石を放り込んだのか、
その理由について明確に答えなさい(20点)
以上7問、皆さん、どんどん答えていってくださいね~。
微笑亭さん太