美女のひと昔前
物を食べ過ぎるから太っていると思われがちですが、
実はそうとも言い切れないそうですね。
アメリカのある研究によると、『食べ過ぎ』によって太っている人は、
肥満者の中で3割ほどしかいないそうでして、後の7割の人たちは、
摂取エネルギーが平均以下なのに太っているそうですね。
じゃあなぜ、
そんなに食べてないのに太ってしまうのかと言うと、
それには『交感神経』が深く関わっているようですね。
私たちの体は、『自律神経』というスイッチで、
緊張したりリラックスしたりしているんですね。
緊張させるスイッチが、自律神経のひとつである『交感神経』であり、
リラックスさせるスイッチが、もうひとつの自律神経、
『副交感神経』なんですね。
動き回る昼間は交感神経が活発になって、
どんどんエネルギーを使う『燃焼モード』になり、
ゆっくりする夜間は、副交感神経が働いて脳や体をしっかり休ませる
『エネルギー蓄積モード』に切り替わるんですね。
ところが長年昼間に、活動的でない生活を送っている人は、
徐々に交感神経の働きが鈍って、脂肪をドンドンため込んでしまい、
『食べてなくても太る』という状態になるわけですね。
こういう症状の事を『モナリザ症候群』というそうでして、
『肥満者の多くは、交感神経の働きが低下している』という意味の
『Most obesity known are low in sympathetic activity』の
頭文字を取って名付けられたものだそうです。
そういえば絵画のモナリザも、見た目、割とポッチャリ系ですから、
モナリザ症候群だったのかもしれませんね。
あの謎の微笑みの裏側では、
『何で食べてないのに痩せないのかしら…』
なんて考えてるのかもしれませんね。
このほどスイスのモナリザ財団が、
モナリザのモデルとなった女性の若かりし姿を描いたとされる肖像画、
『アイルワースのモナリザ』がダビンチの作品であるとの
鑑定結果を発表したそうですね。
この『アイルワースのモナリザ』と本家『モナリザ』の顔は
驚くほど似ているんですが、『アイルワース』の方は、
モデルの年齢が明らかに十歳ほど若いんですね。
ポーズなどはそっくりでも、色彩は本家より鮮やかで色も白く、
目元の陰影や顔の肉付きがすっきりしている事から、
若い頃ではないかと言われているわけです。
これもし描かれた順番が逆だったら、
『当時にも美容整形はあった』という事の証明になりそうですよね。
…美白も目元のシワ取りもしてますからね。
しかしそういう絵画や彫刻といった美術品が、
リアルに時を重ねて変化していったら面白いですよね。
ロダンの『考える人』なんかは、
数年経ったら悩みすぎて酒に走っちゃって、
周りがビールの空き缶だらけになっちゃったりとか、
ミレーの『落穂拾い』なんかは、燃やして焼き芋焼いてたりとか、
ダビンチの『最後の晩餐』は、暫くしたら二次会に突入して、
酔っ払ったキリストがユダに絡んでたりとかするわけですね。
一番困るのは岡本太郎作品でして、
何しろ最終的に全部爆発しちゃいますから、危なくて仕方ないですね。
微笑亭さん太