三鷹、聞いたか、このカフェを
ハンティングをする事から、
ちょっと怖いイメージがあろうかと思うんですが、
そのタカを使った『鷹狩り』という狩猟法がありますよね。
日本では『日本書紀』に記述があるくらい
古くから行われていたわけですが、
我々の鷹狩りに対するイメージというのは、
鷹匠の指示のもと、タカがウサギなどの小動物を捕まえて、
鷹匠の元に持ってくるという感じですよね。
でも実際は、
人間がタカのところまで獲物を取りに行くんだそうでして、
決して運んではこないんですね。
『俺はそこまで、お人よしじゃないぜ』
なんて顔したタカが待っているところへ、
愛想笑いを浮かべて揉み手をしながら『ど~も~』なんてんで、
人間が取りに行くんですね。
しかも手持ちのエサと獲物を交換するんだそうでして、
別に人間が得してるわけではないんですね。
江戸時代、鷹狩りの名所というと、東京の三鷹市ですね。
幕府や徳川家の鷹場だった事もあり、
徳川家康や家光も鷹狩りに訪れたと言われておりますが、
そんな三鷹駅の近くに『タカカフェ』というのがあるそうですね。
『鷹匠茶屋』なるこのお店、
常にタカやハヤブサ、フクロウなど8匹が『出勤』してまして、
猛禽類愛好家たちの憩いの場になってるそうですね。
店主の方に言わせると、飼うのは犬や猫より簡単だそうでして、
エサは一日一度、冷凍ウズラを与えるだけで、
ヒナの頃から躾ければ、獲物を襲ったりしないそうです。
とは言ってもやはりタカですから、油断はできません。
愛犬を連れて来店した人が、目を離した隙に犬がいなくなっちゃいましてね。
ふと見ると、ぐったりしたチワワをくわえたタカが、
『ここだよ』みたいなドヤ顔で見てくるなんて事もあるかもしれませんね。
こういう危険な動物のカフェが成立するとなれば、
タカカフエに続いて、クマと触れ合える
『クマカフェ』なんてのも出てきましてね。
来店したお客さんは、絶対クマに背中を見せちゃいけないもんですから、
トイレに行く時も、後ずさりしながら行くんですね。
あとワニが這い回ってる『ワニカフェ』なんてのも出来ましてね。
来店したセレブな奥様がワニ革のバッグを持ってたりすると、
ワニたちが嫌な顔をするなんて、そんなカフェも面白いかもしれませんね。
微笑亭さん太