昨日は、
大府駅前寄席に出演してきました。
場所を変えてリニューアルスタートした、2回目の寄席です。
この日は大府のお祭りとカブってしまい、
会場の周りを祭囃子の団体が
練り歩いている中での寄席という、
なかなかハードな状況でした。
『平林』 米花家写碌
『元犬』 槍田家志ょ朝
『月に群雲』 南遊亭栄歌
『茂造の恋』(さん太作) 微笑亭さん太
『抜け雀』 川の家河太朗
お祭りと重なった事もあり、客足が心配されましたが、
40名以上のお客さんがお見えになり、
予想以上の入りとなりました。
出番がトリ前という事もあって、
最初、出囃子のCDを操作してました。
開口一番の写碌さんの『平林』は、大変よい出来で、
ウケも申し分ありませんでした。
いよいよサゲにかかってきたんですが…何と信じられない事に、
サゲよりも前に出囃子のCDを流してしまったのです(汗) というのも、先だっての池田の大会で、
名人・ちゃん平さんが演られた『平林』が印象に残っていて、
彼がサゲていたところで音を出してしまったのです。
写碌さんの『平林』は、
そこからまだ少しあるにもかかわらず、です。
あってはならない、
大・大・大失態です。
この事から判る事というのは、
私が出囃子のタイミングをしくじったのは全て、
ちゃん平さんに原因があるという事です(なんでやねん!笑) 写碌さん、すみませんでした。
私の高座はというと、ちょっとボロボロで、
自分としては反省点ばかりでした。
遠くから来てくださった、
華さん、こだまさん、きよきよさん、みえさん、
ありがとうございました。
微笑亭さん太
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先日から拝聴したかった『茂造の恋』を演って頂けてとても嬉しかったです。
ふつう落語って、やり取りの面白さやテンポ、小気味良さを
楽しむ風になってると思うのですが
さん太作品はそれプラス、
登場人物の心の奥まで踏み込んでいるところがとても素晴らしいですね。
拝聴していますと、登場人物の本意が徐々に明かされていって
ああそうだったんだ、なんて納得したり共感してるうちに
すっかり引き込まれてしまうのです。
これって凄いなって思いました。
きっとそれは、
さん太さんのお人柄や自作に対する愛情のあらわれではないかと思いますが
これからもこのように味のある人懐っこい作品を
沢山観たいなって思います。
長々申し訳ございません。
連日連夜の高座御疲れ様でございました。
この場合、私からも謝った方がいいのではと思いコメントいたします。
私が池田で演じた『平林』は途中ガチャガチャと余興(?)が入りました。会場のみなさんに「タイラバヤシカヒラリンカ…」のご唱和を強制したのです。暑かった体育館、気持ちは夏フェスのノリでした。
そもそも、そのくだりは余計なので、それが終わるやいなや、すぐサゲをもってきました。通常の『平林』より早いところで終わらせました。
それが、まわりまわって、さん太さんのミスを引き起こすことになろうとは、心から反省しております。申し訳ございませんでした(なんでやねん!笑)
写碌さん、本当にすみませんでした(これは本心です)。
華さん、ありがとうございます。
いえいえ、それは買いかぶりすぎです(汗)
本当に、薄っぺらい作品しか書けなくて、
時々自分が嫌になります。
ちなみに写碌さんは、タイトルが
『もぞうのこい』だと思っていたそうです。
その間違えられた腹いせに出囃子を早く…って、おい!
ちゃん平さん、ありがとうございます。
犯人、キターーーーー!!(笑)
いえいえ、
あの時のサゲは素晴らしかったんですよ。
『平林』のサゲはこうあるべき、
落語の教科書を書きかえるべきとさえ思ったんです。
あれから一ヶ月以上経った今
その効果がジワジワと出ているという、
ちゃん平落語は『砒素』のような効き目があるという事ですね。
…褒めてねえ~!(笑)