ああいえば、こうた
毎年これくらいの時期に行われている
『こうた寄席』に出演するためで、今回で5回目となります。
いつも演者は3人なんですが、
私と減滅渡さんは、初回から連続で出させていただいていてます。
今回はゲストに河太朗さんをお迎えして、
初の、上方2席になりました。
『手水廻し』 鶴橋減滅渡
『一文笛』 川の家河太朗
『井戸の茶碗』 微笑亭さん太
前日までに、800円の前売券が170枚近く売れていて、
お客さんの買いかぶり…いや、勘違い…いや、期待の高さが伺えます。
この『こうた寄席』は、
私自身、非常に思い入れの強い寄席ですので
先輩お二人にワガママを言って、トリをやらせてもらいました。
ヘルさんは、爆笑を取り客席を温め、
河太朗さんは、随所で笑いを取りつつ、じっくりと聞かせ
非常にいい感じで、バトンをいただきました。
私の『井戸の茶碗』は、かなり手が入っていて、
ディテールにこだわらないギャグが、色々なところに入っています。
昨日のお客さんには、その部分を割と受け入れてもらえて、
かなり笑っていただく事ができました。
高座を終えた私に河太朗さんは、
「あれだけイジり倒してると、逆に気分がええくらいですね」
と苦笑いをし、ヘルさんは、
「この『井戸茶』は、誰の音源?」
「多分、志ん朝師匠だと思うんですけど」
「志ん朝師匠ぉ?あんた、志ん朝師匠をナメてんのか!?」
と、プチギレしてました(笑)
すみません、
古典落語の名作を、こんな風にしてしまう私を許してください。
これからはもう、
こんな事は二度としませんとは言いませんから許してください。
幸田町の皆さん、
来年もまた是非呼んでくださいね。
微笑亭さん太