第4回 社会人落語日本一決定戦
毎年恒例となっている
『第4回・社会人落語日本一決定戦』
に参加するためです。
この大会は、事前審査で約330名から
160名ほどにしぼられた社会人落語家の皆さんが、
頂点の『4代目名人』を目指して戦うというものです。
昨年、一昨年は2日間に渡ってでしたので予選は6会場なんですが、
今回は一日で予選&決勝という事で、8会場となりました。
各会場、ほぼ一人しか決勝に行けないという、
なかなか厳しい条件となりました。
無眠さん、栄歌さん、圓九さんという、
超強豪がひしめく『地獄の池田会館』を尻目に(笑)
私は池田駅前北会館が予選会場でした。
運営にあたるスタッフの方が何人かいるんですが、
中で、我々出演者のお世話をされる年配の男性スタッフの方が、
非常に『めんどくさい方』でした(笑)
出演者一人一人に、見台が必要かどうか尋ねる時でも、
「〇〇さんは、見台いるん?」
「使います」
「ほな、500円。…冗談やがな…△△さんは?」
「使いません」
「何や、愛想ないな~」
これでもかと言うくらい、余計な事を挟んでくるくせに、
肝心の『必要事項の伝達』という事が全くできてないという、
ホンマ『めんどくさい、コテコテの大阪のおっちゃん』でした(笑)
そんな中、高座に上がった私のネタは、
自作の『お達者バイト』。
昨年暮れにネタ下ろしして以来、様々な営業の高座でかけて、
それなりに練ってきたつもりの創作です。
ところが、高座に上がって、
最初の2つ、3つのツカミのギャグがスベり、
めちゃめちゃ焦りました。
その後は、多少は笑っていただきましたが、
自分の中ではとても
ファイナリストに選んでもらえるようなウケではありませんでした。
高座を下りてから、地下3階分くらいまで落ち込みました。
今年はもう、絶対ダメだと。
第1回からの連続決勝進出記録(?)も、
これで途切れるな~と覚悟をして、
決勝発表の会場である池田小学校の体育館に向かいました。
私の会場の審査員である、
笑福亭仁嬌師匠が決勝進出者の名前を発表される瞬間は、
まるで死刑判決を受けるような心境でしたが、
信じられない事に、私の名前を呼んでくださいました。
本当に嬉しかったです。
何度経験させていただいても、この瞬間が一番嬉しいですね。
決勝は、クーラーのない蒸し風呂のような体育館の中でしたが、
自分でも納得できるくらい笑っていただいて、
お客さんには大感謝でした。
残念ながら入賞は逃しましたが、
名人をとられた楽々さん、おめでとうございました。
一応今年も決勝に残していただいたので、
これからは『日本で唯一、4年連続決勝進出した社会人落語家』
というのを売りに、頑張っていきたいと思います(笑)
…あ、そうだ。
チョコボールでも、『銀のエンゼル』を5枚集めると
『おもちゃのカンヅメ』が貰えるように、
もし私が来年も決勝に残していただけるような事があれば、
『5年連続』という事で
『なんちゃって名人』くらいの称号は、いただけませんかね?(笑)
聞きにきてくださった方々、ありがとうございました。
微笑亭さん太