降雨と劉邦
暑い時には『おしめり』もいいんでしょうが、
外を歩かなければならない日などは、
やはり雨は、あまりありがたくないですよね。
ちょっと前に気象庁が『物凄い豪雨』の表現手段として、
『かつて経験した事もない雨』
という言い回しを導入したんですが、
そうしたら早速先日、九州の方で
『かつて経験した事もない雨』という表現を使う事になりましてね。
数多くの死者や家屋の被害を出した雨だったわけですが、
相変わらずゲリラ豪雨の被害は、あとを絶たないですね。
このゲリラ豪雨が、いつ、どこにくるのかが
完璧に予測できれば被害も減るんでしょうが、
地表近くで上昇気流に巻き込まれた小さな虫の動きを気象レーダーで追跡し、
ゲリラ豪雨を引き起こす積乱雲の発生を予測する新手法を、
気象庁の研究チームが開発したそうですね。
目に見えない空気の流れを、
流される虫を目印にして把握し、
上昇気流で積乱雲ができる前兆を解析するという、
まさに『リアル・虫の知らせ』というやつですね。
今までも、
雨粒そのものをレーダーでとらえる事は出来たんですが、
それだと既に積乱雲が発達していて、
防災上あまり役に立たなかったんですね。
しかしこの新手法だと、
まだ空が晴れている状態で兆候をつかむ事が出来るのが
最大のメリットなんですね。
突然のゲリラ豪雨に遭った場合は、
下手に逃げようとすると、その逃げる過程で流されたりして
被害に遭う可能性もありますので、その場で何もしないで、
されるがままになっておくのが最善だそうですね。
これがいわゆる、
『豪雨に入っては豪雨に従え』というやつですね。
微笑亭さん太