オーバーステイ山
夏場はどうしても犯罪が多くなりますよね。
外国人による犯罪というのも、
相変わらず毎日のように起こっておりますが、
その多くが不法入国者、不法滞在者だったりするんですね。
時々警察が、怪しげな外国人パブなんかを一斉捜索すると、
そういった不法入国者、滞在者がごまんと検挙されたりするんですね。
彼らは必ず、偽装の外国人登録証を持ってまして、
それを作って売る側も、ビジネスとして十分成り立ってたりするわけですね。
彼らが日本に来る理由というのは幾つかあるんですが、
まず、短期間にお金が稼げるという事が第一ですね。
それからアメリカだと撃たれる危険性があり、刑も重いんですね。
その点、日本の警察は殴りませんから、
捕まるのは恐くても、警察自体は恐くないそうです。
窃盗なんかで捕まっても数年と、刑が軽いんですね。
そこへもってきて、
日本の刑務所は綺麗で、テレビも見られて楽なんですね。
外国人は、ホームステイ感覚で刑務所に入ったりしましてね。
外国人向けの『週間刑務所情報』とか
『監獄ウォーカー』なんて雑誌があったりしてね。
今、日本にいる不法滞在者は22万人以上と言われています。
それに対して入管の職員の方は、全国で3千人しかいないんですね。
これでは取り締まりきれないのも無理ありません。
人が足りなさすぎます。
『鬼平犯科帳』に登場する火盗改の長谷川平蔵さんは、
お縄にした盗っ人を、密偵として手足の如く使っておりましたが、
それに習って人手不足を補うため、
検挙された不法滞在外国人も密偵として使ってみたらどうですかね?
怪しい店の天井裏とかに忍び込みまして、
風車の弥七みたいな働きをするわけですね。
ロシア人の密偵だったら、『風車のボルシチ』とか名前つけたりしてね。
『俺ノ目ノ黒イウチハ、好キ勝手ナ真似ハサセナイ』なんて、
青い目をした外国人が言ったりするわけですね。
あと、入国する際には、どれだけ日本が好きで、
日本の事を知っているかというのを試すために、
入国審査に漢字検定なんかを取り入れたらどうですかね。
日本に入ろうとする外国人に、
『憂鬱』とか『魑魅魍魎』とか書かせるわけですね。
これはかなり難しいですよ。
どうかすると、日本人が落っこちて、
デイブ・スペクターさんだけが受かっちゃったりしてね。
微笑亭さん太