そのあたりって、どのあたり?
競泳陣のように、予想を上回るメダルラッシュで
好成績を挙げているチームは、見ていても楽しいですが、
今いち結果の出なかったところは
どうしても沈みがちになってしまいますね。
1964年の東京五輪以来、
史上初の金メダルゼロに終わった男子柔道ですが、
男女共に日本柔道は、早くも『A級戦犯』扱いされちゃってますね。
私は高校時代、柔道をやっていて、
へなちょこながら黒帯だったりするものですから
個人的に、柔道には注目して見てました。
選手の皆さんは、もちろん頑張っていたんでしょうが、
気の毒なほど結果がついてこなかったですね。
しかも今までは、外国人選手に負けた場合、
『【柔道】が【JUDO】に負けた』という言い方をされてきましたが、
今回は【柔道】においても負けてしまった印象がありますね。
強豪選手が、
あっさりと一本負けを重ねる信じられない光景は、まさに悪夢でした。
日本柔道も根本的な考え方を変えなければならない
岐路に立っているのかもしれませんね。
そんな中、
唯一の金メダルを取った松本選手は素晴らしかったですね~。
特にあの『戦闘意欲満々の目』がいいですよね。
将来、松本選手と結婚するであろう旦那さんは大変ですね。
浮気なんかしたら確実に殺されますよ(笑)
でも、凄くいい柔道だと思いましたね。
あと、相変わらず気になるのが、
テレビのインタビューをするレポーターの質問ですね。
質問を聞いていて、つくづく思いましたが、
『そのあたりのところはどうですか?』
という言葉が、実に多いんですよね。
「五輪前、○○に関して△△と仰ってましたが、そのあたりのところはどうですか?」
「○○選手対策があると仰ってましたが、そのあたりのところはどうですか?」
「初のオリンピックという事ですが、そのあたりのところはどうですか?」
このフレーズで締めている質問が、圧倒的に多い!
これは、何となくそのあたりに石を投げているだけで、
どこに当てたいのかが今いち判りません。
多分質問しているレポーターも、どんな事を答えてほしいのか
自分の中で明確に確認せずに、ただ漫然と
『それっぽい質問』をしているだけに映りますね。
これでは、良いインタビューは引き出せないんじゃないでしょうか。
正直『賢くないインタビュー』に聞こえてしまいます。
選手たちがどんな事を答えればいいのか、
どういう事を要求されているのか、
判りやすいインタビューをしてあげてほしいと思いますね。
微笑亭さん太