手話、一大事
『ウィズ豊川』という福祉施設に行ってきました。
いつもの悪質商法の出前講座なんですが、
今回は老人会ではなく、
手話サークルの方々に呼んでいただきました。
お客さんは30名ちょっとくらいでしたが、
その半分近くが、耳の不自由な方でした。
ですから私の落語を、手話の方がその場で
『通訳』するという手法で講座が行われました。
私自身も、自分の落語が
同時通訳されるというのは、初めての経験です。
高座のすぐ横に手話の方がいらっしゃって、
私の言葉を逐一手話に変換していくというのは、
凄い作業だな~と感心してしまいました。
しかし、如何せん私の修行不足で、
常に視界に入っている手話の方がどうしても気になってしまいます。
単純な興味として、
『ここの部分は、どんな手話の仕草で伝えるのだろうか?』などと、
口ではネタを喋っていながら、頭ではそんな事ばかり考えてしまって、
ついついチラ見してしまいます。
その度にネタが飛びそうになって、
実に綱渡りのような高座になってしまいました(汗)
手話をして下さった方々、
本当にありがとうございました。
次回、こういう機会がありましたら、
ちゃんと平常心で高座ができるよう鍛え直してまいります。
微笑亭さん太