ロンドン、ロンドン、ゆかいなロンドン
熱戦の火ぶたが切って落とされたわけですが、
日本人選手たちにも頑張っていただきたいですね。
もう既に何人かメダリストが誕生していますが、
メダルを取れた選手は、嬉しいと同時に、
肩の荷がおりたと感じる選手も多いようですね。
毎回オリンピックのたびに気になっていますが、
新聞にしても、週刊誌にしても、テレビのスポーツニュースにしても、
有力選手に対して、『メダル確実!』という表現を使うのは
本当に止めてあげていただきたいと思いますね。
マスコミに問いたいのは、
その表現が日本人選手にとって、何かメリットをもたらすのですか?
という事ですね。
どんな強豪選手でも、
そんな書き方をされれば、プレッシャーになる事は確実です。
それが選手を萎縮させ、大舞台で実力を発揮できなくなる可能性の方が
はるかに大きいと思います。
日本のマスコミが、日本人選手をつぶしてどうするんですか?
その断定的表現を使うマスコミの、意図がよく判らないですね。
それからもうひとつ気になってるのが、
結果を出せなかった選手に対するインタビューの仕方です。
競技の直後にインタビューをする場合がほとんどですが、
負けて心底落ち込んでいる選手に対して
何だか『棒のような質問』をするだけの
空気の読めない感満載のインタビュアーがよくいる気がしますね。
彼らも仕事でやっているのは判るんですが、
もう少し敗者の心情を慮って、
『温度』を合わせにいく工夫をしてもいいのじゃないかと、
それがプロの聞き手じゃないかと思いますけどね。
メダルの色は何色でも嬉しいものでしょうが、
個人的に一番損じゃないかと感じるのが、『銀メダル』ですね。
というのも、柔道など対戦系の競技だと、
最後の試合を負けて終わってるのは、銀メダリストだけなんですよね。
金メダリストはもちろんの事、銅メダリストも、
3位決定戦の試合で、勝って終わってる場合がほとんどです。
みんな気分よく表彰台に立っているのに、
銀メダリストだけは、『最後、なぜ勝てなかった?』と
悔恨の気持ちで立っている人が多いでしょうからね。
そういう意味で、ちょっと気の毒な感じはしますね。
今日からも、持てる力の全てを出し切れるよう
選手の皆さんには頑張っていただきたいですね。
微笑亭さん太