愛ある空間へ、ようこそ
多くの方が犠牲になってしまいましたね。
防災上、問題のある構造だったようですが、
犠牲になられた方々は、不運という他ないわけで、
大変、お気の毒な事です。
昨年の震災の直後、宮城県涌谷町のラブホテルが
被災者の御家族に部屋を提供していたなんて事がありました。
言うまでもなく、ラブホテルは男女二人で入る場所であり、
風営法上、未成年は入る事ができないんですが、
このラブホテルは違反を承知で、
被災者の御家族に部屋を提供していたんですね。
このホテル自体も震災の影響でガスや水道が止まり、
一時休業を余儀なくされていたんですが、
再開してからは、ほとんど満室状態で、
その多くが家族連れの利用だったようですね。
何人で利用しても追加料金は取らないという
太っ腹なところを見せていたわけですが、
利用する家族、特に小さいお子さんがいる御家族は、
色々と気を遣う事も多いでしょうね。
「ねえねえ、どうしてベッドに鎖が付いてるの?」とか
「このお風呂のイスは、何で縦に切れ込みが入ってるの?」とか
「このお馬さんで遊んでいい?」
なんて聞かれた時に、返答に困るなんて事もあるでしょうね。
そして、テレビのリモコンは、死んでも子供には渡せないでしょうね。
「お父さん、お母さん、私ね、この部屋、凄く懐かしい感じがするの…
何だか故郷へ帰ってきたみたいな気持ちがするの」
娘にそう言われて、よ~く考えてみたら、
両親がここで仕込んだ子供だったりしてね。そうかと思うと、
「あなた、懐かしいわよね~。昔、よくここへ一緒に来たわね」
「…母さん、俺はお前とここへ来たのは初めてだぞ」
…新たな家庭不和を生むような発言は、気をつけた方がいいですよね。
世の中が不景気になってから、あちこちに
つぶれたお店や施設の建物などが放置されてたりしますが、
そういうところを、災害時の被災者の方々のために
再利用できるといいですよね。
例えば、廃病院をレストランとして再生するとかね。
そうなりますと凄いですよ。
ドリンクバーに行くと、検尿コップがズラ~ッと並んでましてね。
バーテンさんが注射器でカクテルを作ってくれるんですね。
早く酔いたい方は、カテーテルで直接胃へ
アルコールを注入してくれるんですね。
メニューはというと、
『臓物の煮込み』なんてのが出てきまして、
それを『メス』と『鉗子』で食べるわけですね。
「こちら、『フォアグラのソテー』でございます」
なんて出されると、肝臓は肝臓でも、
本当に鴨の物なのかどうかが心配になっちゃいましてね。
試しにスタッフの数を数えてみたら、
ひとり減ってたりしたら、いや~な感じがしちゃいますよね。
微笑亭さん太