御身内の方から、コショウ考をどうぞ
コショウをかける方は多いですよね。
しかも、どこのお店で食べたとしても
ラーメンが出てきた途端、
待ってましたとばかりにかける方がほとんどです。
私も個人的にコショウが好きなので
ラーメンにコショウは大賛成なんですが、
初めて入ったお店で食べる時でも
一口も食べないうちにかける方が多いですよね。
という事は、そのラーメンが
【コショウをかけなくても十分な味】である事は、
全く想定してないという事になりますよね。
自分の理想とする味が【10】だとして、
出てきたラーメンが【8】の味だったら
そこにコショウで【2】プラスして
【10】にするというのは判ります。
しかし、初めてのお店なら
最初から【10】の可能性もあるわけで、
そこにコショウをかけたら、
辛すぎるとか、くどすぎるとかで
むしろベストな味を超えてしまう事も考えられますよね?
それでも人々は、有無を言わさず
ラーメンにコショウをかけ続けるわけです。
そうしてみると、ラーメンにコショウというのは
【味を整える】という事ではなく、
単なる【習慣】とか
【条件反射】の意味合いが大きい気がします。
【コショウをかける】という行為自体に
価値観を見いだしてる方が多いのではないでしょうか。
それが証拠に、お客さんに出す前に
あらかじめ店側でコショウをふっておき、
お客さんがコショウに手をかけた瞬間に
「あ、コショウかけてありますよ」と言うと、
「え?・・・あ、そうなの?」と
非常に戸惑ったリアクションをされる方が多いんですね。
それどころか、
【俺から、コショウをかける楽しみを奪いやがって】という
不満一杯の表情をされる方もいらっしゃいます(笑)
そして【つわもの】は、
それでも構わずにかけたりしますね。
コショウをかけずに出してもかけるし、
かけて出してもかけるわけです。
これはもう、味ではなく
行為が重要である事は一目瞭然ですよね。
だから、最近は
必ずコショウはかけずに出すようにしてます。
お客さんの楽しみを奪ってはいけませんからね。
とまあ、
こんな風に考えている今日この頃ですが、
やはり皆さんもコショウは
【自分でかけたい派】ですか?(笑)
微笑亭さん太