愛の逃避行

インドというと、やたら沢山映画が作られ、
どの映画でも男女が楽しそうに歌い踊りまくっているという、
華やかで楽しいイメージがあったりしますが、
実はとても厳しいカースト制が敷かれている国で、
結構ハードな面があったりするんですね。


その最たるものが
『名誉殺人』が認められているという事なんですね。


名誉殺人というのは、家族や部族が名誉を守るために、
親が決めた相手との結婚を拒むなどした若者を、
『名誉を汚した不届き物』として殺害しても構わないという、
実に恐ろしい風習なんですね。


カースト間の差別意識が強いインドやパキスタン、
中東などで頻繁に行われてるそうでして、
早い話が『合法的な殺人』ですよね。


身分や親の都合を元に考えられた『許嫁』が多いでしょうから、
『顔面福笑い』みたいな女性をあてがわれる事もあるんでしょうね。
その女性を徹底的に拒否して殺されてしまった場合、
殺された方も可哀相ですが、相手の女性も
『…何、死ぬよりも、私と結婚する方が嫌なわけ?』なんてんで、
心の傷もハンパなさそうな感じですよね。


昨年、バスの中で女子大生が
集団暴行され死亡するという悲惨な事件が起こって以来、
インドで『女性蔑視』を見直そうという動きが
活発化してきているようですね。


同時に、自由恋愛を求める男女を
支援するグループなんてのが出来てきてるそうです。
このグループ『ラブ・コマンドー』といって、
全国に散らばる弁護士やジャーナリストなどのボランティア隊員が、
愛を貫くカップルのために、24時間サポートを行ってるそうですね。


シェルターに避難させたカップルを
国外へ逃がす事もあるそうですから、国際的な駆落ちですよね。
自分の決めた許嫁と結婚させるため、
鬼のような形相で追いかけてくる親たちを追い払うために、
唐辛子スプレーを使わせる事もあるようでして、
カップルにとっては『初めての共同作業』になるわけですね。


日本でも江戸時代なんかは、武家の婚礼なんかでは、
初めてあった者同士が祝言をあげるなんて事もあったわけですが、
現代においては自由恋愛どころか、
『自由すぎる恋愛』という感じで、自由のありがたみが薄れてます。


ですから結婚相手は、くじ引きで無理矢理決めてしまうような
世の中にしてみるといいんじゃないでしょうかね。
「うわあ~、くじ引きで俺、結婚相手が
近所の独身のおばさんに当たっちゃったよ。
最近さ、おばさんが俺の事を、完全に男を見る目つきで見てくるんだよ~」
「お前なんかまだいいよ。
俺なんか、未亡人であるウチのお婆ちゃんが当たっちゃったんだぜ。
さっきも『お爺さんが死んでから、こんなに胸の熱くなる事は初めてじゃ…
嬉しくて嬉しくて、もう紙おむつが一枚じゃ足りない』
なんてチビりまくってるんだよ。勘弁してくれ~!」
なんてんで、こんな状態が暫く続けば、
自由の本当のありがたみというのが判るようになっていいんじゃないですかね。


微笑亭さん太
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フューチャリング・トラ男

秋田県といえば、ブランド米である『あきたこまち』で有名ですが、
同時に、65歳以上の人口が全体の29・7%で、
『高齢化率日本一』としても有名なんですね。


農業の世界はもっと深刻で、
農業をしている7万1千人余りのうち、65歳以上は6割で、
35歳未満は5%にも満たないそうですね。
こういった『高齢者の豊作状態』に加えて、
後継者が不足する代わりに休耕地の増加して、
重労働の代わりに低賃金という、
昔の『3K』どころの騒ぎじゃなくなってるわけですね。


そんな農業の未来を憂う秋田県出身の20代男性たちが協力して、
『トラ男プロジェクト』というのが進んでるそうですね。
『トラ男』というのは、トラクターに乗る男前という意味でして、
農業を格好いいイメージに変え、若い就農者を増やすのが狙いだそうです。


トラ男たちは全員若いですから、
ソーシャルメディアを使いこなして、
日頃からお客さんと交流をはかってるんですね。
ツイッターでは『汗垂らして種まき中』だとか『稲刈りなう!』とか
『肥溜めなう!』などといったつぶやきが並んで、
農作業や出荷の状況をリアルタイムで伝える一方、
『田植えツアー』や『試食会』など、顔を合わせる機会も頻繁に作ってるんですね。


農業というと『お嫁さんが来ない』というイメージがありますが、
トラ男にはそれぞれ、キャッチフレーズがありましてね。
『燃える愛菜家』とか『水田の貴公子』、
『新米のベテラン』なんという別名があるそうですから、
この格好よさに引かれて、お嫁さんの志願者もどっと来るんじゃないでしょうかね。


でも、若いお嫁さんをゲッとするために、
合コンなんかを企画するのも、ひとつのアイデアですよね。
合コン会場は、田んぼのど真ん中。
自分たちで作ったお米から製造したお酒を飲みながら、
つまみは、そのへんの作物を収穫してきて食べるわけですね。


「ちょっとさ、人数が足りないんだよな」
「そうか…じゃあ仕方ないな~」
そういう場合は、案山子で人数合わせしたりしましてね。
「おい、あの子に声かけてこいよ」
「…え?」
「声かけてこいよ」
「うん、判ったよ」
なんてんで、いきなり女の子の頭から『肥』をかけちゃったりしてね。


「メルアド、交換しようよ。え~っと俺はね、実るほど頭をたれる稲穂かな@…」
そうやって親しくなったカップルは、すぐに『できちゃった婚』に至るんですね。
やはり農業をやってるだけに、『種まき』は得意ですからね。


微笑亭さん太

まさに子宝

『子は鎹』という言葉もあるように、
子供のために離婚しないでいるご夫婦というのは、よくある話です。
また、離婚を決意したならしたで、
子供の親権をどちらが持つかでもめるという話もよく聞きます。


あるご夫婦が離婚したがってるんですが、
一人息子の親権をどちらが持つかでもめてましてね。
旦那さんの友人がそれを聞いて、
「じゃあさ、もう一年間だけ我慢して一緒に暮らして、
子供をもう一人作ったらどう?生まれたら、お互い一人づつ分ければいいだろ?」
それはいい考えだというので、
旦那さんは、もう一年間だけ離婚を待ったんですね。


一年後、アドバイスをした友人が、ばったり旦那さんに会ったので、
「その後、離婚したの?」
「それが…離婚してないんだよ」
「どうして?子供は生まれたんだろ?」
「うん、生まれたんだけど、双子だったんだよ」
…まさに『子は鎹』を地でいくような話ですよね。


早々と、今年の流行語大賞の最有力候補になりそうな
『アベノミクス』という言葉ですが、
安倍政権はデフレ脱却を最優先課題に掲げてますよね。


日本経済の再生策として、各企業に賃金アップを要請している中、
大手コンビニチェーンのローソンが、従業員の賃上げを決めたんですね。
政権交代後、大手企業による賃上げは初めてでして、
ローソンが賃金を引き上げるのは、20代後半から40代の社員が対象で、
来年度から年収ベースで平均3%前後、
金額にしておよそ15万円程度引き上げるようですね。


しかも中学生までの子供を持つ社員には、
人数に応じて上乗せ率を高くするという事ですから、
早い話が『子沢山なら年収が増える』という事になるわけですよ。
少子化対策も兼ねているそうでして、
今の世の中、3、4人子供がいたら、十分子沢山に入るわけですが、
これ、実施するのがローソンでよかったですよね。
もしも『セブンイレブン』だったら、
子供を『7人~11人』くらい作れと言われそうですからね。
このシステム、コンビニの次には、カメラ業界あたりが真似しそうですね。
…『コダックさん』とか。


中国では『一人っ子政策』というのがありますが、
日本では少子化を防ぐために『3人子政策』なんてのを始めたらどうですかね。
各家庭、3人以上は子供を作りましょうという、中国とは真逆の政策ですね。


そうなると、子作りに励んでもらうための環境が整えられますから、
飲食店に入ると水の代わりに『まむしドリンク』が運ばれてきましてね。
メニューには、『うなぎ』や『とろろ』、『生卵』みたいな物ばかりが並ぶわけですよ。


町内では各家庭で見てもらうために
『回覧AV』なんてのが回ってきまして、ご夫婦で仲良く見るわけですね。
求人広告ではアルバイトを沢山募集してましてね。
仕事の内容を見ると『ゴムに針で小さな穴を開ける簡単なお仕事です』
なんて書かれてるわけですね。


また『無駄撃ち』を避けるために、
パートナーの安全日前後はHをしてはいけないという、
イスラム教のラマダンみたいな事になっちゃうかもしれませんね。


微笑亭さん太

ステージ裏の再構築

昨日は、豊川市文化会館に行ってきました。
シルバー人材センターの総会のアトラクションで、
1時間ほど喋ってきました。


ここ2年ばかり豊川には、
悪質商法の会でよく伺っていたので、
その会で私の落語を聞いた事がある方も、
何人かは客席にいらっしゃったと思います。


会場に着くとスタッフの方が、
「高座には台のような物は要りますか?」
「台というと、見台ですか?」
「ああ、そうです、見台です」
「私は要りませんが、ひょっとして、わざわざ用意していただいたんですか?」
「いえ、見台ないんですよ」
…じゃあ、なぜ聞いたんですか?(笑)


総会の後アトラクションという事でしたが、
固めのお話を1時間聞いた後の落語ですから、
お客さん方は、さぞやしんどかったと思います。
それでも最後まで笑って下さったので、私的には大変演りやすかったです。


高座の後、帰り支度をしていたら、
ステージ裏で女性スタッフの方がメイク直しをされてました。


彼女の後ろの壁に、
後始末を促す内容の貼紙がされていて、それを見ると
『帰りには、来た時よりも美しく』
と書かれてました。
…なるほど(ガッテン!)


微笑亭さん太

ウソの大小、いたずらの代償

昨年暮れ、英王室のキャサリン妃
激しいつわりで入院している病院に、
オーストラリアのラジオ局のDJ男女二人が、
エリザベス女王ら王族の名を騙って偽の電話をかけ、
キャサリン妃の容体を聞きだしていたなんて事件がありました。


王族の名を騙るとは前代未聞の事件でして、
これはいたずらの張本人がイギリス人じゃないから出来たんでしょうね。
日本人が、皇族の方々の名を騙って
いたずら電話をかけるなんて事は、絶対しませんからね。
何の事はない、病室は『つわり』、電話は『いつわり』だったわけですね。


このままで終われば、
単なる『度が過ぎたいたずら』で済んだんでしょうが、
情報を漏らしてしまった46歳の女性看護師の方が、
自宅で自殺してしまいましてね。
いっぺんに『シャレにならない事態』になってしまったわけです。


これを受けて、いたずらを仕掛けたDJ二人が出演していた番組の
全スポンサーが、ボイコットの意志を表明しましてね。
当の二人は精神的に追い詰められてしまい、
カウンセリングを受けているという事態にまで発展しちゃったようですね。


やった側からしてみたら、
ほんの軽い気持ちでやったんでしょうが、
招いた結果があまりにも重大なわけで、
教室の入り口の戸の上に、黒板消しを挟んでおいたら、
落ちてきた黒板消しが頭部を直撃し、
頭蓋骨陥没で先生が死んじゃったみたいな心境でしょうかね?


しかし今回の一件も、看護師さんが、
エリザベス女王からの電話だと信じ込んでしまったために
起こった悲劇と言えますから、世の中の様々な事は全て、
疑ってかかる事が大事なのかもしれませんね。


事件を伝えるテレビのニュースなんかでも、
「こんばんは、ニュースの時間です。今日未明、午前5時20分頃、
都内のコンビニにナイフを持った男が押し入りました。
男はレジにいた28歳の女性店員にナイフを突きつけ『金を出せ』と要求。
女性店員がレジから、売り上げ金5万円を渡すと、
男はそれを奪って徒歩で逃走しました。
店員に怪我はなく、警察では強盗事件として、
防犯カメラに写った男の行方を追っています」


なんてな感じが普通でしょうが、確定していない情報は、
全て疑ってかかる報道姿勢に変わりますと、


「こんばんは、ニュースの時間です。
今日未明、店内の時計が合っていれば午前5時20分頃、
都内にある、置いてある商品は全てコンビニエンスストアと瓜二つの店に、
一見したところ男に見える人物が押し入り、
レジにいた28歳だと言い張っている女性店員に、
リンゴの皮を剥くために使えそうな刃物を突きつけ、
『金を出せ』と聞こえる発音で日本語らしき言葉を喋りました。
28歳だと言い張ってる女性店員がレジから、
偽札かどうかの確認は取れていない5万円を渡すと、
それを奪って徒歩で逃走したように見えますが、
まだ店内に潜んでいる可能性もゼロではありません。
店員に怪我はありませんが、全裸にして調べたわけではないので、
どこかに怪我をしている可能性が否定されたわけではありません。
警察では強盗っぽい事件として、防犯カメラに写った男の行方を追っていますが、
それはあくまでも、防犯カメラがウソをついてないという前提に基づいてます」
なんてんで、非常に面倒臭い感じのニュースになるんじゃないでしょうかね。


微笑亭さん太

女流満開!

土曜日は寄席の流れで風庵に泊まり、
翌日、朝一番で岡崎の萬徳寺へ移動して
『萬徳寺寄席』に出演してきました。


年に2回、3月と9月に行われている寄席で、
楽語の会&豊橋落語天狗連のジョイント寄席となります。
今回は『女流落語家、競艶』という事で、3名の女性がメインの寄席です。


『動物園』                 竜宮亭無眠

『締め込み』                望々亭みるく

『遺言』                  花の家こまち

『三者面談』(さん太作)         微笑亭さん太

『厩火事』                 若井家かもめ


女性の出演者の方が多い寄席に出演するのは私も初体験ですが、
50名近いお客さんがお見えになりました。

女性3人

楽語の会からはかもめさん、天狗連からはみるくさん、
そして今回の目玉は、福井の『ちりとてちん杯』で優勝された事がある、
花の家こまちさんの出演です。


私も初めて高座を拝見しましたが、
達者な上、なかなか破壊力のある落語で、お客さんを爆笑させてました。


終演後は、近くの居酒屋さんにて打ち上げ。
出番でもないのに、
打ち上げ参加だけを楽しみにやってきた減滅渡さんが、
隣の女子大生の団体にこっそり話しかけていた事は、
奥さんには内緒にしておいてあげてください。


微笑亭さん太

不安と、ファンと、風庵と

一昨日は三重県伊賀市に行ってきました。
『風庵寄席』に出演するためです。
この風庵寄席は、年数回行わている定期公演ですが、
私が出させていただくのは初めてです。


『何もないところですよ』とは聞いていましたが、
噂通りの山の中で、風庵の回りは、延々と田園風景が広がっていました。


ちょうどその地域では市会議員選挙期間だったようで、
選挙カーが農道を走りながら、
「ご声援、ありがとうございます!」なんて叫んでましたが、
回りには誰もいませんでした。
…猿やイノシシに選挙権がない限り、あまり効果はなさそうな感じでしたね(笑)


そんな田畑のど真ん中で寄席をやって、
本当にお客さんがお見えになるのかと思ってたら、
開場前から熱心なお客さんがお見えになり、
開演する頃には、50以上ある客席が満席になっていました。


『つる』                槍田家志ょ朝

『鶴満寺』               竜宮亭無眠

『茂造の恋』(さん太作)       微笑亭さん太

『宗論』                若鯱亭夢輔

『土橋万歳』              川の家河太朗


ほぼ常連さんで占められている客席ですので、
初挑戦の私としては非常に緊張する高座でしたが、
とてもよく笑ってくださったのでホッとしました。


志ょ朝さん、無眠さん、夢輔さん、河太朗さん、
4人とも素晴らしい出来で、大変盛り上がった寄席となりました。


終演後は、皆さんと温泉に入り、
打ち上げも非常に楽しかったです。
席亭のきーさん、大変お世話になりました。
また是非、伺わせてください。


微笑亭さん太

果たして、小間物屋政談は一件落着したのか?

『唐茄子屋政談』や『五貫裁き』、『三方一両損』、『大工調べ』のように
最終的にお奉行様が介入して決着をつける落語というのは、
スカッとする爽快感がありますよね。


そんな中『小間物屋政談』という噺があります。
他の裁き物よりはマイナーな感がありますが、
演られる人はいらっしゃいます。


江戸の背負小間物屋、相生屋小四郎が、仕入れのため上方に向かいます。
途中、箱根の山で木に縛られている男を助けるんですが、
この男、芝の小間物屋、若狭屋甚兵衛で、
盗賊に襲われ身包み剥がされちゃってたんですね。
小四郎は着物とお金を与え、自分の名前と所を記した書付を着物に入れておきます。


二人はそこで別れるのですが、
その後、甚兵衛は小田原の宿で急死してしまうんですね。
宿帳を付けてないので身元が判らなかったんですが、
着物にあった書付から、相生屋小四郎と判断されちゃうんですね。


江戸から確認に出向いた大家さんは
小四郎が着ていた着物を着ているし、何となく面差しが似ているため
小四郎だと断定して、骨を江戸に持ち帰り、葬式をしてしまいます。
未亡人となった小四郎の女房は、
いとこの三五郎と一緒になる事を勧められ、それに従って夫婦になります。


そんなある日、小四郎が帰ってきます。
幽霊が出たと言って大騒ぎになりますが、
小四郎にしてみれば、女房が他の男と所帯を持っているのが納得いきません。
そこで町奉行の大岡越前守に訴えて出ます。


選択を迫られた女房は、どちらにも決めかね困ります。
お奉行様は、小四郎に『死ね』と命じます。
そして改めて、甚兵衛の未亡人と一緒になるように言います。
見ると、この未亡人がとびきりの美人。
喜んで同意して、若狭屋の三万両の身代となります。
「お奉行様の恩は、生涯背負いきれません」
「お前は今日から若狭屋甚兵衛、背負うには及ばん」


あ~、めでたし、めでたし……そうか!??って噺です(笑)


これは講談を落語化した噺のようですが、
ぶっちゃけ『何でこんなストーリーにしちゃったんだろ?』と思いますね。
この結末自体、納得いくかどうかはお客さんの個人差があると思いますが、
これ以外に妥当な解決法が見つからない事も事実です。


この『問題』を出されたら、
その『解答』を書くしかないみたいになってるわけでして、
そうなると、問題文自体に問題があるのではないかと言わざるをえません。


私も一応、落語を書く人間ですが、落語の書き手の感覚として、
こういう『モヤッとした結末』になるしかないストーリーを
なぜ構築してしまったのかが疑問でならないのです。
これが『実話』なら仕方ないと思いますが、『創作』であるなら、
もう少し聞き手が腑に落ちる結末に繋がるような
フリはできなかったのかと、いささか疑問に思いますね。


そもそも、小四郎、三五郎、それぞれの女房の四人が
その後、幸せに暮らせたのかどうかが非常に心配です(大きなお世話・笑)
小四郎の、訴えてまで取り戻そうとした
女房に対する愛情はどこへいってしまったのかも疑問ですし、
未亡人が美人だからOKって…(苦笑)
いいのか?いいのかそれで?と聞きたくなりますね。


聞かれた事ある方は、皆さん納得がいったのでしょうかね~?


微笑亭さん太

春の告知

※告知です

3/23(土) 午後2時~
『風庵寄席』  木戸銭¥800(当日¥1000)
風庵・三重県伊賀市下阿波333
出演 若鯱亭夢輔 微笑亭さん太 竜宮亭無眠 槍田家志ょ朝 川の家河太朗

定例公演ですが、私は初めて出させていただきます。
風庵は山の中の判りにくいところにあるそうですので、
当日ちゃんと辿り着けたら出演します(笑)


3/24(日) 午後2時~
『萬徳寺寄席』  木戸銭無料
岡崎駅近く・萬徳寺
出演 望々亭みるく 若井家かもめ 花の家こまち 微笑亭さん太 竜宮亭無眠

今回は『美の競演(当社比)』という事で、
艶やかな女性が3名も出られます。
【既婚女性3名+結婚できない男2人】というメンバーですので、
是非ともお越しください。
打ち上げ参加希望の方、大歓迎です!


4/6(土) 午後6時~
『ぱんとまいむ寄席』 木戸銭¥500
名古屋市東区徳川町2501マルカネビル1F
喫茶『ぱんとまいむ』にて(052-935-8441)
(JR中央線・名鉄瀬戸線・地下鉄名城線『大曽根駅』より南へ徒歩5分)
出演 若鯱亭笑天 微笑亭さん太 竜宮亭無眠

いつも出させていただいている寄席ですが、
今回は私が2席やる【当番】になりました。
お花見のついでに、お立ち寄りください。


4/21(日) 午後6時~
『大黒屋寄席』  木戸銭¥1000(お土産付)
豊橋市小池町 大黒屋旅館(0532-45-3958)
出演 橘亭郵便箱 微笑亭さん太 鶴橋減滅渡

年2回行われている定例公演です。
終演後は恒例の【じゃんけん大会】があり、
豪華賞品をゲットするチャンスです。
こちらの打ち上げは、無料参加できますので、
お時間に余裕のある方は、是非とも参加していってください。


4/28(日) 正午~
『大草尋常笑楽校』木戸銭¥500  ※【給食】を希望される方は¥1000
正楽寺・額田郡幸田町大草寺西6(0564-62-0405)
出演 微笑亭さん太 田邊口幸麻呂 大川実音吏 他

定例公演のようですが、私は初めて出させていただくイベントです。
授業形式で、講演や歌が行われ、私は落語で出演という事になります。


是非、お越しください!


微笑亭さん太

ヒトナビな暮らしがしたい

これからお花見の時期になりますと、
お酒を飲む機会も増えるでしょうから、
酔った勢いで車を運転して事故を起こすなんて事がないように、
気をつけなければいけませんよね。


日本の道路というのは一般道の場合、
制限速度は40~50キロくらいがほとんどですが、
日本車のスピードメーターを見ると、
180キロまで出るようになってるんですね。


これはてっきり、どんどんスピード違反をさせて、
反則金をガッポリ取ろうという警察の陰謀かと思ったらそうではなく、
自動車メーカーが輸出の事を考えてるからなんですね。
海外では『制限速度150キロ』なんて国もありますから、
それに合わせているわけですね。


車と言いますと、
今やカーナビは、無くてならない存在になりつつありますが、
このほど、自動車のフロントガラス前方にナビ情報を表示する、
新型の『ヘッドアップディスプレー』が開発されたそうですね。


これは、実際の景色に道案内などの情報を重ねて表示し、
運転者が視線を大きく動かさずに情報確認ができるんですね。
運転席のダッシュボードに埋め込んだ液晶の映像を、
鏡や拡大鏡を使ってフロントガラスに反射させる仕組みでして、
運転席に座ると、2メートル前方に約10インチ相当のサイズで
情報が映し出されるそうですね。


ですからこれからは、前方に川が見えた途端、
『鵜飼い(迂回)してください』なんて情報が出ると、
それが『長良川』だって事がすぐに判ったりするわけですね。


カーナビは道路情報など、車に関する情報を教えてくれるわけですが、
個人個人に役に立つ情報を教えてくれる
『ヒトナビ』なんてのがあったら便利ですよね。


それを持って会社の廊下を歩いてると、
『前方に苦手な上司がいます』なんて教えてくれるので、
トイレに入って通り過ぎるのを待つなんて事もできますよ。


男の噂が絶えないOLとすれ違うと、
『部長の愛人から、ルート変更されました』なんてんで、
近況も判ったりするから便利ですよね。


借金の返済日が近づいたのに、
お金のメドがつかなくて困ったな~なんて思いながら街中を歩いていて、
銀行の前を通ると『目的地周辺です…刃物をご用意ください』なんてんで、
銀行強盗のタイミングまで教えてくれるので、
大ヒット商品になる事間違いないですね。


微笑亭さん太

古典落語・被害者の会

「本日集まっていただいたのは他でもありません。
日頃から噺の中において、ひどい扱いを受けている皆さんに、
その被害の状況を訴えていただきたいと思い、このような場を設けました。
忌憚のないところをお聞かせ願えればと思っております。
我こそ不幸な目に遭ってるという方はいらっしゃいますか?」

「それでしたら、私が一番ですよ。
私は『壺算』に出てくる瀬戸物屋の主ですけどね。
何だか訳の判らない数式を持ち出されて、三円も損させられちゃったんですからね。
しかも未だに、あの理屈が判っていないのが腹立つんですよ」

「なるほど、確かにお気の毒ですね」

「三円くらい何だってんですよ。
あっしはね、『付き馬』に出てくる吉原の若い衆ですけどね。
あっしは仕事で馬に付いてっただけなのに、飯代から風呂代から全部払わされて、
勘定を踏み倒された挙句に【図抜け大一番小判型の棺桶】てえ、
とんでもねえ代物を背負わされちゃったんですよ。あっしの方が悲惨でしょう」

「仰る通り、被害金額も馬鹿になりませんな」

「いやいやいや、あなた方はね、命の危険を冒してないだけまだマシですよ。
あたしのお腹見てくださいよ。血だらけでしょう?
これはね、ど素人の若旦那が鍼(はり)に凝って、勝手に打たれたんですよ。
しかもまだ、折れた鍼が二本入ったままなんですから」

「ああ、『幇間腹』の一八さんですか。かなりスプラッターな状況になってますね」

「…命の危険?何を仰いますか。
命の危険てえのはね、私みたいにリアルに殺されかけた人間の事を言うんですよ。
私はね、雪山で毒薬を飲まされ、お金を奪われかけたんですよ。
しかも何とか逃げ出したところを追っかけられ、鉄砲で撃たれ、
『鰍沢』に飛び込んで、たまたま筏の上に落ちたから助かったという、
『九死に一生スペシャル』とかで取り上げられるレベルの経験をしてるんですから」

「とんだところで【ライン下り】をやらされちゃったわけですね」

「…でも、生きてるだけいいじゃないですか」

「うわっ!びっくりした!何だか、羽織を着た蕎麦の化け物が来ましたよ」

「蕎麦の化け物とか言わないでくださいよ。
これでも清兵衛という、れっきとした名前があるんですから」

「あ、『そば清』さんでしたか」

「私なんてね、自分の体は溶けちゃって、
全部が蕎麦になっちゃったんですから…悲惨ですよ」

「確かに…そばに寄りたくないですもんね」

「皆さん、さっきから色々言ってますがね、一番可哀相なのは、この私ですよ」

「ほう、どうしてですか?」

「何しろ風が強くて寒い晩に、本宅と妾宅の間を、
夜が明けるまで何度も、行ったり来たりさせられたんですから。可哀相でしょう?」

「……え~っと、どなたからも賛同が得られないようですね。
『権助提灯』の旦那さん、それは完全に【自業自得】というやつではないでしょうか?」

「…ウワ~ン、ウワ~ン!後悔してます!本当に後悔してます!」

「誰ですか、そこで泣き叫んでるのは?どうされましたか?」

「私ね、真面目一筋で大店にご奉公してきたんですけどね。
ウチの若旦那が、真夏にみかんが食べたいなんてワガママを言い出しましてね。
色々と苦労させられた挙句に、みかんを三房持って逃げちゃったんですよ」

「え?…何でみかん三房持って逃げるんですか?
意味が判らない…ああ、『千両みかん』の番頭さんでしたか。
ちょっとメガトン級の勘違いをされちゃったんですね。
でもきっと、今頃お店では、番頭さんの事を心配してると思いますよ」

「どうしてですか?」

「持ち逃げしたのが【みかん】ですから、気(木)になっているでしょう」



…他にも、悲惨な目に遭ってるキャラクターは、いっぱいいますよね~(笑)


微笑亭さん太

敗軍の将、兵を語る?

昨日は、天狗連の月例寄席に出演してきました。
この日は天候が最悪で、雨と風が強く、
お客さんの数が心配されましたが、
それでも30名くらいの方がお見えになりました。


『締め込み』              望々亭みるく

『八五郎坊主』             鶴橋減滅渡

『芋俵』                 愛知家馬舟

『あの日の約束』(さん太作)     微笑亭さん太


この日の昼間、侍ジャパンの試合があり、
残念ながら負けてしまったわけですが、
開演前にヘルさんがその事をふると、
『WBCに対して一言物申す!』とばかりの年配のお客さんが、
水を得た魚のように喋り始めました。


かなりエキサイト気味の主張に、たじたじとなるヘルさん。
その後、高座に上がる直前には
「マクラでWBCの事ふろうと思うてたけど、止めとくわ…」と、
再び『導火線』に点火しないように気遣いされてました(笑)


その動揺があったからかどうか判りませんが、
『八五郎坊主』のサゲ前で、名前を間違えて読まなければいけないところを、
いきなり正しい名前を言ってしまうという、らしからぬ失敗を。


しかも、そこが物凄くウケたというところが、
さすが、転んでもただ起きないしぶとさです。


私の方は、創作のネタ下ろしで挑みましたが、
演じるのに精一杯で、まるで余裕がなかったところがダメでした。
次回は頑張ります。


微笑亭さん太

鼠穴は、果たして塞がったのか?

古典落語に『鼠穴(ねずみあな)』という噺があります。
語り口に自信のある噺家さんがよく演り、
寄席や独演会のトリネタとして、よく聞かれる噺です。


それだけ、腕利きの噺家さんにとっては魅力的な噺であり、
お客さんに与えるインパクトも、かなりのものがあるでしょう。
しかし、ぶっちゃけ私は、この噺をあまり好きではありません。


落ちぶれた弟が、江戸に出てきて兄に無心します。
商売の元手にと言って貸してくれたお金は、たった三文。
それに一念発起した弟は、がむしゃらに働き、大きな店を持つまでになります。


ある日、店の者に
『鼠穴には気をつけろ』と言い聞かせ、兄に借金を返しに行きます。
互いの誤解も解け、その晩は兄の家に泊まります。
ところが夜中に火事が起き、
蔵の鼠穴から火が入り、弟の店は全焼してしまいます。


また落ちぶれてしまい、もしもお前の店が火事になったら、
自分が十分に援助すると言っていた兄の店を訪ねると、
兄は非常に冷たく、けんもほろろの対応。
これを見かねた弟の娘は、進んで吉原に身を売ります。
このお金を持って歩いていると、あっけなくそれをすられてしまいます。


完全に絶望して首を吊ろうと苦しんだところで目を覚まし
今までの事は、兄の家に泊まった晩の夢だと知ります。
兄に夢の話をすると呆れながら、
「夢は土蔵(五臓)の疲れだ」


30分以上ある噺ですが、くすぐりはほとんどなく、
サスペンスタッチの展開で、お客さんをグイグイ引っ張っていく噺です。


中盤、非常に陰惨な噺になっていきますが、最終的には夢だったんだから、
めでたし、めでたしでいいでしょうという事なんでしょうが、
私的には『冗談じゃない!』と言いたくなるのです。


いくら夢だからといって、
やっていい事と悪い事があるのではないでしょうか。
『結果的に夢だからチャラ』とは、とても思えないのです。


夢だと判るのは、サゲのほんの少し前です。
30分の噺の中で、お客さんは29分間くらいず~っと
『嫌な気持ちのまま』でいなくてはならないのです。
それをサゲ前で『夢でした』と言われても、
そこにお客さんが、カタルシスを感じるとは思えないのです。
後味の良さを生むとは思えないのです。


そもそも兄は、夢ではなく、実際に弟の店が火事になったとしたら、
自分の財産のほとんどを、弟に恵んでやるつもりが本当にあったのか?
それを聞き手に想像させてしまうところが、
この噺の真の恐ろしさのような気がします。
私はやはり、あげないんじゃないかと思うんですね。


というのも、最初に弟が無心に来た時、
商売の元手だと言って貸したお金が、たった三文です。
これには、茶屋酒が染み付いている弟に大金を貸せば、
それを全て飲み食いに使ってしまうだろうからという
深謀遠慮があったと後に打ち明けるわけですが、
それは『後付け』じゃないの?と、マジで思います。


そう思うなら思うで、その時に言って聞かせてやればいいわけですし、
冷静に考えてみると、この弟は事実上、
『兄に一切お世話になってない』わけです。
三文させ返せば、別にお礼を言う事はないわけです。


以前『文七元結』の事を書きましたが、
あちらは『抜群の後味の良さ』があって救われますが、
こちらは『抜群の後味の悪さ』に不快感すら覚えてしまいます。
この後味の悪さこそが、聞く者の心に開いた【鼠穴】じゃないでしょうか?
皆さんはどう感じられるか判りませんが、私はそう思うのです。


これからも演られていく『名作』だとは思いますが、
そのネガティブな印象を払拭してくれるような
素晴らしい高座に出会いたいと切実に思っている次第です。


微笑亭さん太

職業洗濯の自由

随分と陽気も良くなってまいりましたが、
窓を開け放つ機会が多くなってきますので、
防犯面で気をつけていただきたいですよね。


下着泥棒という犯罪は
女性にとっては許しがたい犯罪でしょうが、
ベランダに干してある物をこっそり持ってくるだけではなく、
巧妙な手口も存在するようですね。


これは実際にあった話なんですが、
とある奥さんが昼間家におりますと、電話がかかってきましてね。
「もしもし、こちら市民病院の医師なんですが、
実はお宅の御主人が交通事故に遭われまして病院に運ばれましてね」
「えっ!?ウチの主人が?」
「ええ。それで、怪我の程度は大した事はないんですが、
実は御主人から『B型肝炎ウィルス』が発見されましてね。
奥さんの方にも感染している恐れがありますので、
奥さんの顔の表情と下着を検査したいものですから、
奥さんの顔写真と洗ってない下着を郵便受けの中に入れておいてください」


よく考えてみたら、そんなバカな事があるわけないんですが、
その奥さん、すっかり気が動転してましたんで、
自分の顔写真と洗ってない下着を郵便受けの中に入れて待ってたんですね。


で、夕方になったら
ご亭主がピンピンして帰ってきたもんですから、
やっとその奥さんも『あ、盗まれたんだな』って事が判りましてね。
まあ、騙す方も騙す方なんですけど、騙される方も騙される方でしてね。


あと、これも実際にあった話なんですが、
昼間奥さんが家にいると、男が上がりこんできましてね。
いきなり奥さんに包丁を突きつけて、
「おい、お前の使い古しの下着を持ってこい。この新品と換えてやる」
新品と交換したって話がありましてね…こういう場合は、
被害があると言えるのかどうか…ある意味、得してるとも言えますよね。


微笑亭さん太

白き日

先月はバレンタインデーがあったわけですが、
大人気のお菓子『ブラックサンダー』がバレンタインに向けて
『一目で義理とわかるチョコ』なるコピーを付けて売っていました。
自社製品が一口サイズである事に着目した、実にうまいコピーですよね。


「もう義理チョコ云々の時代じゃないから、
我が社では義理チョコの風習を止めよう」上司の鶴の一声で、
義理チョコが中止になった会社がありましてね。


当然、女子社員たちはチョコを用意しなかったわけですが、
バレンタイン当日、『本当にチョコが一個も来なかった』と言って、
その上司自身がマジギレしていたという実話がありましてね…
男の子の心理というのも、なかなか難しいものですよね。


一昨日は『ホワイトデー』でしたが、
チョコを貰って大喜びしていた方々は大変ですよ。
ホワイトデーは女の子にとって
『元手回収イベント』みたいなものですからね。


俗に『倍返し』が基本なんて事を言いますが、
男性が頼みもしないのに勝手にチョコを贈りつけて、
その料金の倍額以上を請求するというのは、
ちょっとした『悪質商法』並みですよ。
消費生活センターが動くレベルですよね。


「あの人、バレンタインにチョコあげたのに、
お返しくれないのよ。信じられな~い!」
なんて怒ってる子がいたりします。


一般人がお返しをあげなかったら大顰蹙ですが、
キムタクや福山雅治が、チョコ一個一個に
お返しをしたなんて話は聞きませんよね。
やはりイケメンは、何をしても、しなくても
許されるという事なんでしょうね。


微笑亭さん太

名は他意をあらわす

少子高齢化と言われつつ、
昨年も沢山の赤ちゃんが、この世に誕生したわけです。
すくすくと育ってほしいという願いを込めて付ける名前は、
親が我が子に送る最初のプレゼントと言っても過言ではないですよね。


明治安田生命保険が発表した、
『2012年に生まれた赤ちゃんに多い名前のランキング』によると、
男の子の1位は『蓮(れん)』君、
女の子は『結衣(ゆい)』ちゃんだったようですね。


『結衣』は昨年3位で、今回初の1位という事で、
他には『結菜(ゆな、ゆうな)』、『結愛(ゆあ、ゆうあ)』、
『心春(こはる、ここは)』、『心愛(ここあ、ここな)』といったように、
女の子の名前の上位には『結』『心』の字が入る名前が並んだようですね。


男の子の方の『蓮』は2年連続1位で、
他には、『颯太(そうた、ふうた)』、『翔太(しょうた)』、
『大翔(ひろと、はると)』、『大和(やまと、だいや)』といった、
『太』や『大』など、広がりのある字が多かったようですね。


また、干支が辰でしたから、
それにちなんだ『龍生(りゅうせい、りゅうき)』、
『龍之介(りゅうのすけ)』なんて名前も激増したそうです。


それから、オリンピックの年でしたので、
ロンドン五輪で活躍した体操の内村航平選手の『航平(こうへい)』、
ボクシングの村田諒太選手の『諒太(りょうた)』なんかも順位を上げましてね。
ひょっとしたら中には、螺子(ねじ)と書いて
『螺子(ぼると)』君なんて子もいるかもしれませんね。


全体的な名前の傾向としては、景気低迷や政治の混迷を背景に、
地に足が着いた安定感のあるイメージが好まれ、
東日本大震災を機に、人との結びつきを大切にしてほしいという
親の願いも込められたのではないかという分析ですね。


今は『キラキラネーム』と呼ばれるような、
個性的で読めない名前が多いですから、学校の先生も大変ですよね。
クラス全員の名前に、ひとつの傾向があったら、
先生も判りやすくていいかもしれませんね。


例えば、クラス全員に落語の登場人物系の名前が付いてるとかね。
いつもだらしない笑顔で、鼻を垂らしている
『与太郎君』なんてのがいましてね。
ところがテストをやらせると全教科満点で、
「あたいね、実はIQ200なんだ」
なんて言われたら戸惑いますよね。


クラスいちの美女、『喜瀬川高尾さん』は、授業を終えて出ていく先生に、
「主は今度、いつ授業してくんなます?」
なんてんで里言葉で聞いてたりしましてね。


『甚兵衛君』なんてのは、人がいいから、いつもパシリに使われてますしね。
「熊五郎君、この黒板の問題を解いてみなさい」
なんて指されると、そそっかしい熊五郎君は、黒板の前でチョークを握りしめ、
「指された俺は確かに俺だけど、問題が解けない俺は、一体どこの誰だろう?」
完全に自分を見失ってたりするんですね。


担任の先生は先生でもって、
「よっ、校長先生!今日はまた一段と、頭の光り具合が素晴らしい!」
なんてんで、やたらわけの判らないお世辞ばかり言ってましてね。
周りからは『3年B組・一八先生』なんて呼ばれたりするわけですね。


微笑亭さん太

バラエティに富んだ政治

最近のテレビ番組というのは、
改変期や年末年始の特別な時期はもちろんの事、
何ら特別でもない時期でも、
やたら長時間の特番というのが多いですよね。


特にバラエティ番組がひどくて、
ちょっと前までは、2時間特番が主流、長くて3時間くらいでしたが、
最近は4時間、5時間当たり前みたいな状況になってきています。
今となっては『24時間テレビ』なんて、さほど長い尺に思えないほど、
長時間番組に対する感覚が麻痺しつつありますね。


この原因というのは、やはり
『不景気による制作費の削減』という事になるんでしょうね。
視聴率の低迷によりスポンサーの確保が難しくなる昨今、
『番組を安く上げる』という事が最優先課題になってきてます。
ですから、『1時間番組を5本』作るより、
『5時間番組を1本』作った方が、遥かに制作費は安く済みますからね。


しかし、これだけ様々な物のサイクルが
早くなっている現代社会において、炬燵に入ってみかんを食べながら、
テレビの前に5時間座ってるなんて事は考えにくいですよね。


5時間の中に、仮に是非見たい企画があったとしても、
5時間全てに付き合いきれませんからね。
お父さんが知りたいのは、
5時間のうち『壇蜜がいつ出るか?』という事だけなんですよ。


ですから今、新聞のテレビ欄を見ると
『○○企画は、8時25分頃』なんてんで、ナビが書かれてあったりしますが、
これでは本末転倒の感が否めませんよね。


それだけ試行錯誤、悪戦苦闘を重ねても、
肝心の視聴率は10%そこそこくらいしかありません。
かつて『8時だョ!全員集合』が最高視聴率50・5%を記録したり、
欽ちゃんの番組が各局に並び、
視聴率の合計が100%を超えたなんという時代は、
今となってはありえない感じがしますね。


少しでも高視聴率を獲得するためには、
どんどんと目新しい企画を打っていかなければいけませんから、
政治家の方々を使ってバラエティ番組を作っていったらどうでしょうかね。


つい先日まで政権与党だった民主党の皆さんが総出演しましてね、
政権を取る前と後で、いかに言ってた事が
180度変わったかをコントで紹介する『俺たち、ひょうへん族』とかね。


同じく民主党員が出演する
『落選だョ!全員集合』では、落選した議員たちが並んで
『ババンババンバンバン(マニフェスト守れよ)
ババンババンバンバン(党が分裂するなよ)
ババンババンバンバン(消費税上げるなよ)
ババンババンバンバン(また4年後)』なんて歌ったりするわけですね。


他にも、
選挙違反などで逮捕された議員たちが出演する2時間ドラマ、
『御用ワイド劇場』ですとか、『あいのり』では、
ラブワゴンを運転していたはずの嘉田知事が、
いつの間にか小沢さんに乗っ取られてたりするわけですね。


あと、『魚釣島に行きたいか~!?』が合言葉の
『尖閣横断ウルトラクイズ』ですとか、
凄いフェイントから『人工衛星』という名のミサイルを打ち上げてくる
『金(キム)ちゃんのドンと打ってみよう!』なんて番組も、
結構な視聴率を稼ぎ出すんじゃないでしょうかね?


微笑亭さん太

左官の長兵衛さんは、果たして【善人】なのか?

古典落語に『文七元結』という噺があります。
名作中の名作との呼び声も高く、
人によっては1時間を超えるような長講になり
トリネタと呼ぶに相応しい、超重量級の人情噺です。
中国に原典のある噺で、
名人・三遊亭円朝師匠が創作されたものです。


しかし私はこの噺に関して、
どうしても引っかかるところがあるのです。


本所達磨横丁に住む左官の長兵衛さん。
娘のお久が一年間だけ女中奉公する約束で、
吉原の角海老から五十両という大金を借ります。
吾妻橋にさしかかると、主家のお金五十両を盗られて
身を投げようとしている商家の手代、文七に出会います。
『五十両が無ければ死ぬ』という文七に、
長兵衛さんは無理やり五十両を与えて去ってしまいます。


結局、文七が盗られたと思っていたお金は、
訪問先に置き忘れてきたものだという事が判ります。
事の次第を知った商家の主は、文七を連れ、長兵衛さん宅を訪れます。
お礼のしるしにと、お久を連れ帰り、その後、文七とお久が結ばれ、
麹町六丁目に元結屋を開くという、人情噺の王道です。


噺家さんにより、多少の演出の差はありますが、
基本的に、腕はいいがちょっと自分に甘い長兵衛さんは、
とびきりの【善人】として描かれる事がほとんです。


そしてこの噺の眼目であり、最大の聞かせ所は、
吾妻橋の上での、長兵衛さんと文七のやり取りです。
そこで長兵衛さんは、娘が吉原へ身を売った大事な大事なお金を
初対面の見ず知らずの相手にあげてしまうのです。


これは…善人の行為と言えるのでしょうか?
私は、その価値観が受け入れられない部分が、少なからずあるのです。


確かに文七は『お金が無ければ死ぬ』と言っています。
そこで長兵衛さんは、『この五十両が無くても、俺やお久は死ぬわけじゃねえ』
という理屈でお金を押し付けてしまうわけですが、
お久さんも、一年経ったらお客を取らなければならない悲惨な状況にあるのです。


お父つぁんのために、お父つぁんが立ち直るきっかけになればと
涙をこらえ、自ら吉原へ行くと言った健気な娘の気持ちを台無しにしてまで
その五十両を渡す必要があるのでしょうか?
それが【善人】なんでしょうか?


『文七を思いとどまらせる方法は、いくらでもあったはず』という
合理的な解釈を持ち出せば、『それは野暮だ』と言われてしまうでしょう。
長兵衛さんの取った行為のように、多少理不尽ぽいところが
落語の味わいでもある事は承知しているつもりなんですが、
どうしても、長兵衛さんの価値観を100%認める事に
かなりの抵抗を感じてしまうのです。


この噺は、この上ないくらいの超ハッピーエンドになっていて
聞いた後の後味も、物凄く良いはずです。


でも、その【ハッピーすぎるエンド】にごまかされて、
長兵衛さんの【結果オーライの行為の罪深さ】
断罪しなくてもいいのでしょうか?(大袈裟・笑)


私はこの噺を聞くたびに、
【お金が戻ってこなかった時の展開】を想像してしまい
『文七元結・ダークサイド』みたいなストーリーが頭を駆け巡ってしまい
ちょっとだけ鬱になったりするんですが…それっておかしいですかね?(苦笑)


微笑亭さん太

笑えぬ時の神頼み

今やネット上のツィッターというのは、
有名人と一般人を繋ぐコミュニケーションツールとして
一般化しつつありますが、ローマ法王、ベネディクト16世って方も、
最近になってツィッターで信者に語りかけるなどされてましてね。


ローマ法王のつぶやきですから、
きっと『教会なう!』とか『枢機卿、ウゼ~!』とか書かれてるんでしょうね。


そんなローマ法王が、まさに突然といった感じで、
高齢による活力の減退を理由に退位を表明されましてね。
基本、終身雇用制みたいなところもあるローマ法王が
自ら退位を申し出るのは、教会大分裂の解消のために退位された
グレゴリウス12世って方以来、約600年ぶりの事なんだそうですね。


いかに世間が驚いたかというのは、
法王が退位を表明したその日の夜、稲妻が鳴り、
落雷がサンピエトロ大聖堂のバシリカの尖塔を直撃したそうですから、
リアル『青天の霹靂』みたいな事が実際に起こったわけですね。


このベネディクト16世って方は現在85歳なんですが、
法王に即位されたのが2005年、78歳の時でして、
これはクレメンス12世って方と並んで、
最年長即位のタイ記録のようですね。


最年少即位記録は、ヨハネス12世って方の18歳だそうですから、
徳の高さと年齢は比例しないという事なんでしょうね。
ちなみに在位期間が最も短かったのは、
1590年に即位されたウルバヌス7世って方の12日間だそうでして、
この方は、あの世で明智光秀と話が合いそうですよね。


ベネディクト16世は非常に優秀な方で、母語のドイツ語だけではなく、
イタリア語、英語、フランス語、教会ラテン語など10言語に堪能で、
フランスの倫理学アカデミーの会員でもあるんですね。
趣味はピアノで、特にモーツァルトとベートーヴェンの曲を
好んで演奏されるそうです。


またドイツ人らしくサッカー好きで、
バイエルン・ミュンヘンのファンクラブ会員でもあるという、
硬軟合わせ持ったという印象の方なんですが、
在位中は相次ぐ不祥事で苦労されてます。


法王の元執事が内部文書を流出させていたりとか、
カトリック教会の聖職者たちによる、
未成年者への性的虐待とか、問題は山積でした。
それで心身ともに疲れ果ててしまわれたのかもしれませんが、
そうなる前に武田鉄也さんを招いて、聖職者たちを前に、
『この、バチカンが!』と怒ってもらえばよかったですよね。


迷える人々にとって救いの場とも言えるのが『教会』ですが、
寄席に来て笑えなかったりした人を救済する教会があるといいですよね。
『落語教会』なんてんでね。
訪れた人々は、告解室で懺悔をするわけですね。
「神よ、私は寄席に出ている噺家の落語で笑えませんでした。こんな私をお許しください」
「神は【右から小噺を言われたら、左の頬で笑え】と仰っておられます。
そして、好みの噺家でなくても
【汝の隣人の芸風を愛せ】とも仰っておられます。…さあ、賛美歌を歌いましょう…
♪チャンチャカチャカチャカ、スッチャンチャン、パフ!」と
『笑点』のテーマを合唱すれば、必ず全てのお客さんが救われるはずですからね。


微笑亭さん太

安城の地を求めて

昨日は安城にて
『昭林落語会』に出演してきました。
年に2回行われている定例の寄席ですが、
今回の第10回をもって、一旦終了という事になるそうです。


『何考えとんねん』                お好味家喜楽

『禁酒関所』                   竜宮亭無眠

『やかんなめ』                  微笑亭さん太

『火焔太鼓』                   若鯱亭笑天


この寄席を仕切ってらっしゃるのは喜楽さんなんですが、
毎回、落語教室の生徒さんたちが
スタッフとして手伝いに来てくださっています。


昨日は、新調された『喜楽一門会』と書かれた
お揃いのピンクのハッピを着て、
皆さん参加されていました。


そんな生徒さんたちの尊敬の眼差しを
一身に集めながら高座に上がった師匠・喜楽さんは、
マクラで大気汚染の事に触れてらっしゃいました。
「今、問題になっている【AM2・5】ですが…」

…うん?AM?

言い間違いかと思ったら、
二度三度と【AM2・5】と繰り返す喜楽さん。
有害物質が、PMではなく午前中に発生しちゃってます(笑)


終演後、近くの喫茶店で
生徒さんたちも含めて、プチ打ち上げとなりました。
我々演者一同が、マクラの間違いを指摘すると、生徒さんたちが、
「いえ、師匠はウケを取るために、わざと間違えたんだと思います」
…何という事でしょう(劇的ビフォー・アフター風)
何という美しい師弟愛


もう『喜楽一門会』というより『喜楽教』、
『師匠』というより『教祖様』です。
その美しい光景に、私と笑天さんは涙し、
無眠さんは鼻で笑ってました。


毎回、この昭林落語会は大入りなんですが、
ファイナルとなる今回も120名のお客さんがお見えになりました。
一年間お休みした後、復活する可能性もあるという事ですので、
是非とも復活してほしいものです。


微笑亭さん太

イカにも飛びそう

地球上には実に様々な生物たちが共存しているわけですが、
特に海に住む生き物には、
その生態がよく判ってない物が沢山いますよね。


三重の鳥羽水族館で飼育展示されている
『ダイオウグソクムシ』という、
等脚目の中で世界最大の生物がいましてね。


体長は20~40センチくらいで、上からの見た目はダンゴムシ、
お腹側から見るとエイリアンにしか見えないんですが、
2009年1月2日に餌を食べて以来、4年以上に渡って、
何も食べずに絶食状態を続けているそうですね。


気合いの入ったダイエットにもほどがあるという感じなんですが、
好物であるはずのサバを与えても、食べずにまたいでしまうそうでして。
毎晩寝室で、ネグリジェ姿の奥さんをまたいでいるお父さんと、
相通ずるものがありますよね…まあ、お父さんの場合は
サバではなく『マグロ』ですけどね。


しかし、いくら何でも4年以上、
何も食べずに生き長らえるというのも不思議ですよね。
月の頭にパチンコでバイト代を使い果たした独り暮らしの大学生でさえ、
カップラーメンくらいは食べてるでしょうからね。


ひょっとしたらダイオウグソクムシも、飼育係の見てないところで、
真夜中に冷蔵庫を開けてプリンとか食べてるかもしれませんけどね。
実に、謎に包まれた生態の生き物ですよね。


一方、よく知られているメジャーな生き物でも、
新たな生態が発見されるという事もありますよね。


刺身や寿司ネタとしてもお馴染みのイカが海から跳びはね、
体内にためた水を体外に噴射するジェット推進で加速して、
ヒレを使ってバランスを整える
高度な『飛行行動』を行っている事が確認されたそうですね。


これは北海道大大学院のチームが撮影した
21枚の連続写真を解析して判ったようですね。
イカが水面から飛び出す事はこれまでも知られていたんですが、
一連の過程を連続写真でとらえたのは初めてだという事ですね。
イカは油がなくても『フライ』になれるという事なんですね。


実際写真を見ると、イカが集団で飛行している画は壮観でして、
進行方向に『ゆで卵をスライスする機械』を置いておいたら、
自動的に綺麗なイカソーメンが出来上がるんじゃないかと思うくらいですね。
実際、空中で海鳥に捕食されている可能性もあるそうでして、
鳥にとっては『流しイカソーメン』みたいな感じなんでしょうかね。


撮影されたイカはスルメイカの仲間とみられ、
時速約36キロまで加速して、高さ2~3メートルに達し、
30メートルほど飛行したとされてますから、結構な飛行能力ですよ。
海の生き物であるにもかかわらず昔から、紙飛行機だとか凧とか、
空を飛ぶ物のモチーフになっていた理由も判る気がしますね。


本来ならば飛ばないものが、
飛んでくれるとありがたいという事もあるでしょうね。
牛の畜産農家をやってらっしゃる方が、
「牛は巨体だから、運ぶのが大変なんだよ。
牛が自分で空を飛んでいってくれるといいんだけどな~」
なんてボヤいているところに、空から鳥のフンが降ってきて頭にベチャ!
「うわっ!……あ~やっぱり、牛は空を飛ばない方がいいな」
と実感したって話がありましてね。
空から牛のフンが降ってきたら…街中パニックですよね。


微笑亭さん太

着払いでお願いします

ギャンブルにハマって身を持ち崩すというのは、
非常に判りやすい転落の仕方ですが、そういう時、
A級戦犯扱いされるものは競馬ですよね。


昔に比べたら随分クリーンになったイメージはありますが、
それでも競馬の借金で首が回らなくなる方というのは今でもいます。
しかし世の中には、競馬でかなりの収入を得る方もいらっしゃるようですね。


競馬で得た所得を一切申告せず、2009年までの3年間で、
約5億7千万円の所得税を脱税したとして、
所得税法違反の罪に問われた、39歳の元会社員の男性がいましてね。


この方、3年間で28億7千万円を馬券購入につぎ込み、
計30億1千万円の払戻金を得たという事で、
実質1億4千万儲けていたそうですね。


先月、その男性に対する論告求刑公判が
大阪地裁で開かれたんですが、検察側の主張は
『競馬の勝ち負けは一レースごとなので、
外れ馬券は儲けの原資に当たらず経費ではない』として、
懲役1年を求刑したんですね。


ある人が馬券を何種類か買って、その合計が5千円だったとします。
そのうちの1枚、100円の券が当たって1万円の配当があった場合、
誰が考えても『5千円の儲け』ですよね。


ところが、的中券の額面が100円だから、
『9900円の儲け』だというのが検察側の主張なんですね。
ですから外れ馬券を『経費』としていた男性の主張を認めず、
儲けの20倍にあたる28億8千万円が課税対象にあたるという事なんですね。


ただこの理屈でいくと、
お客さんが一人も来なかった日の居酒屋の看板の電気代とか、
魚が獲れなかった時の漁師さんの船の燃料代は、
全て経費として認められないという事になりますから、
この検察の主張はいかがなものかという感じがしますね。


この主張が認められてしまうと、
競馬ファンが離れてしまう事は必至ですが、日本の競馬界も、
今年からルール変更されたなんて事がありますね。


変更されたのは、他の馬への走行妨害などによる
降着・失格のルールなんですが、今までは
『走行妨害が被害馬の能力発揮に重大な影響を与えたか』が
尺度となっていた判断基準を
『走行妨害がなければ、被害馬は加害馬に先着していたと明らかに認められるか』
に変えたんですが、これがまた難しい基準ですよね。


これだと何か、
『そんなに強くない馬にはやってもいい』みたいなニュアンスがありますからね。
慣れるまでには時間がかかるかもしれませんね。


競馬界もファン離れを食い止めるために、
たまには馬以外のものを走らせてみるというのも、
ファンサービスとしてはいいんじゃないでしょうか。


馬の代わりにトラに乗って走ったら、
ゴールまでにジョッキーの半分くらいはいなくなっていて、
トラがゲップしてるでしょうね。


あと、あえて馬には乗らずに『馬子さんスタイル』で、
馬と並走してジョッキーも走るなんてのもありますね。
馬についていくのは大変ですから、途中で皆さんヘロヘロになって、
ゴール後は体調が悪くなる人が続出しましてね。
『馬子にも異常』とはこの事ですよね。


微笑亭さん太

フライアウェイ

ウチの近くにコンビニがあって、よく買い物に行くんですが、
そこに二十歳くらいのバイトの男の子がいます。


色白で痩せ型、メガネをかけていて、
見た目は草食系男子みたいな感じなんですが、
いつも爽やかな笑顔で元気がいい子です。


お客さんに対しても、愛想がいいんですが、
ただ、この彼、レジから釣銭を取り出す時も、
異常に元気がいいのです。
お客さんからお札を受け取って、釣銭を手に取る時、
跳ね上がるような手つきで小銭を取っていくんですね。


まるで養鶏場のニワトリが、
我先にと、必死で餌をついばむ時の首の動きを、
さらにダイナミックにした感じで小銭を取っていきます。
端で見ていて、『あれ、何枚取ってるのか、
本当に判ってるんだろうか?』と思えるほどの勢いで、
100円玉や10円玉をついばんでいきます。
まあそれ自体は『元気があってよろしい』みたいな感じで、
何の不都合もないからいいんですが。


昨日、そのコンビニに買い物に行くと、
レジには、そのバイト君がいました。


合計700円の買い物をして、千円札を出しました。すると、
「千円からお預かりします!」
と元気溌剌な声でレジを開け、100円玉を3枚取り出そうと、
例のニワトリ的手つきで100円玉を3枚ついばみました。


ところが、力加減を誤ったのか、
その3枚目が勢いよく右へ跳ね上がって、
空中へと『一人旅』に出てしまったのです。


バイト君は『あっ!』と言って右手を差し出して
キャッチしようとしたんですが、それが間の悪い事に
彼の指先に当たって、さらに右奥方向へ飛んでしまいました。
最悪のアシストです。


そこのコンビニは、揚げ物などをお店で作っているのですが、
そのフライヤーの油の中へボチョン!
100円玉の一人旅は、思いもかけない結末を迎えました。


そばに店長さんがいたもんですから、バイト君は、
「店長、す、すみません!」
と全力で謝ったんですが、それに対して店長さんが一言、
「…バイト君、これは君の時給を【100円あげろ】って事なのかな?」

…店長さん、うまい!

私の後ろに並んでいたお客さん一同、
スタンディングオーベーションで、
店長さんの切り返しを讃えました(元々立ってましたが)
コンビニ各社が給料アップを発表している昨今、
見事な【時事ネタ】でもあります。
私は思わず、店長さんにコロッケ1枚、あげました。


店長さんの機転で、【ま~るく収まり、解決】という事で、
【サークルK】なんでしょうかね?


微笑亭さん太

究極の高座選択 【A】or【B】

アマプロ問わず『落語家』と名のつく方は
今まで色んな高座に上がられてきた事と思います。


自主公演であれ営業の高座であれ、
一旦引き受けてしまえば、当日の会場がどのような状態であったとしても
座布団の上に座る義務はありますよね。


でも中には、
『ちょっと勘弁してほしいな~』というような時も
きっとあったでしょうし、これからもある事でしょう。


そこで、
【高座に関する究極の選択】と題して、
あなただったら、どちらを選びますか?という質問をしてみたいと思います。
これは私自身、答えの出せない選択ばかりなんですが、
社会人落語家の方はもちろん、お客さんの立場の方でも、
よろしければ【A】と【B】、どちらを選ぶか御意見をお聞かせください。



●選択①

A)お客さんはぎっしり入っていて、
  寝てる人もいなく、真面目に非常によく聞いてくれるのだが、
  思った以上に全然ウケない会場での一席。

B)お客さんのテンションも高く、入れ食い状態でよく笑ってくれるのだが、
  子供がゴソゴソしていたり、結構な音量で隣の人と喋っている人がいるなど
  集中力をそがれるような事柄が随所に見られる会場での一席。



●選択②

A)あなたの芸風も知られていて、大爆笑させてチャラだというくらい、
  絶対にウケなければいけない場所で、自信のあるテッパンネタをかける。

B)あなたの事は知らないお客さんの前で、スベってもさほど支障はない場所で、
  うろ覚えに近く、自信のないネタをかける。



●選択③

A)果たして自力で笑う力が残っているのか疑わしいくらいの
  超高齢者団体の前での2時間の独演会。

B)恐らく、落語の【ら】の字も知らないであろうという
  幼稚園児たちの前での2時間の独演会。



●選択④

A)お食事会の席での営業で、皆さん雑談と食事に夢中で、
  だ~~~れも聞いてない会場での一席。

B)お食事会の席での営業で、皆さん雑談と食事に夢中で、
  だ~~~れも聞いてないが、呼んで下さった主催者の方ひとりだけが
  やたら熱心に聞いてくださっている会場での一席。



●選択⑤

A)お客さんも少なく、あまり笑わない固い空気だが、
  席亭さんは物凄く熱心で、気遣いも完璧にしてくださる定例公演。

B)お客さんも毎回大入りで、これでもかというくらい爆笑してくれるが、
  席亭さんのやる気がなく、常に上から目線で
  『こっちは、いつやめてもいいんだから』的空気を
  いつも醸し出している定例公演。



…さあ、あなたなら、どちらを選ばれますか?


微笑亭さん太

凍りつくような出来事

先日、
お店の業務用の冷凍庫がおかしくなりました。


冷凍庫ですから、本来はマイナス十何度にならなければいけませんが、
冷蔵庫並みにしか冷えなくなってしまったのです。
早速業者さんに電話をして、修理に来ていただきました。


ところが、
凍っていた物が溶け出すくらい冷えなかったはずなのに、
業者さんに電話した途端、普通に動き始めたのです。


業者さんが来ていただく頃には、
溶けていた物が、再び凍り始めるくらいになりました。
「いや……壊れてたんですけどね」
「今、検査してみましたが、正常に動いてますね~」
「いや、本当に冷えなかったんですよ」
「ええ……でもまあ、動いてますのでね~」
ウソついてませんて!
何だか私は【狼少年】にでもなった気分でした。


「また異常が出ましたら、連絡ください」
そう言って業者さんは帰っていかれました。


ところが、帰って30分も経たないうちに
また冷えなくなりました。
…何だそれ!


翌日また電話してみると、再び業者さんが来てくれました。
しかし前日の事があるので、
また業者さんが到着した時に正常に動いてたら、
今度こそ大顰蹙だと思い、業者さんが到着するまでの間、冷凍庫に向かって
「いいか、直るんじゃないぞ…直るんじゃないぞ…壊れたままでいてくれよ」
本末転倒とは、まさにこの事です。


どうやら、
コンプレッサーを動かすスイッチが作動しなくて冷えなかったようで、
そこを修理してもらうと、すぐに冷気が出始めました。


「あ~冷え始めましたね」
「ええ、冷やす機能に問題はありませんでしたので、もう大丈夫ですよ」
「ありがとうございます。それにしても、凄い冷え方ですね」
「そうでしょう」
「もう、【マイナス38度】になってますよ」
「………えっ?」


庫内の温度を示す温度計を見ると、
-38℃…-40℃…-42℃…下がり続けてます。
「動き出して2分で、【マイナス42度】っておかしくないですか?」
「そうですね。庫内がロシアの冬にでもなってない限り無理ですね」


結局、温度計の表示がおかしかったようで、
そちらも修理していただき、正常な数字を示すようになりました。


故障した時期が真夏じゃなくてよかったな~と
それだけはラッキーでしたね。


※プチ告知です

3/10(日) 午後2時~
『昭林落語会』 木戸銭無料
安城市・昭林公民館
出演 若鯱亭笑天 微笑亭さん太 竜宮亭無眠 お好味家喜楽


3/18(月) 午後7時~
『月例寄席』  木戸銭¥100
豊橋市神明町『あんくるとむ』(0532-53-5355)
出演 愛知家馬舟 望々亭みるく 微笑亭さん太 鶴橋減滅渡


3/24(日) 午後2時~
『萬徳寺寄席』  木戸銭無料
岡崎駅近く・萬徳寺
出演 望々亭みるく 若井家かもめ 花の家こまち 微笑亭さん太 竜宮亭無眠


是非、お越しください!


微笑亭さん太

ニューヒーロー、登場!

一昨日、滋賀県の近江八幡にお邪魔して、
『第4回 男女共同参画寄席』に出演させていただいた事は
昨日のブログに書きましたが、
近江八幡には、なかなか個性的なお客様がいらっしゃいましたので、
ちょっと番外編という事で、書かせていただきます。


開場前に演者全員で記念撮影をするという事で、着物に着替えて、
お客さん方が待っておられるロビーの方へ歩いていったんですが、
するとマスクをされた年配の男性が私の前に立ちふさがって
「…5時半から『笑点』見なあかんで、『笑点』を」
何の説明も前フリもない状態で言われました。


もちろん、その方の事は存じ上げませんし、
何の目的で、どういうつもりで仰ったのかも判りません。
唐突に、【謎のマスクマン】登場です。


これから高座に上がろうとしている時にそれを言われても…
あれは、何とお答えすればよろしかったんでしょうね?
『ヤフー質問箱』に聞こうかと思いました。


私の出番は仲入り前だったんですが、
仲入りの時にトイレに行こうとしていたら、別の男性のお客さんに、
「面白かったよ。…あんた、他でも落語やってはるの?」
「ええ、やらせてもらってます」
「ああ、そうなんや!」
目を輝かす、お客さん。
「ほな、どこに行ったら聞けるんや?」
「ああ、僕は愛知県の人間なもんですから、普段出ているところは
豊橋とか名古屋ですので、ちょっと遠くなってしまうんですが」
「ああ……そうなんや……」


そう仰った顔が、
まさに『落胆』という言葉を三次元化したような表情でした。
何だか私は『患者さんに余命宣告をしたお医者さん』みたいな心境になりました。
「また、こっちにも来てや」
そう言って握手を求められましたが、
はい、必ず伺いますので、よろしくお願い致しますね。


私は、離婚をイジった『離婚式』という自作を演ったんですが、
終演後、お見送りをしていたら、今度は年配の女性が寄ってこられて、
「あんたの『離婚式』ゆう噺、面白かったよ~」
「ありがとうございます」
「あんなに笑うたのは久しぶりや」
「そうですか。それは良かったです。ああいう噺がお好みですか?」
「…実はな、ウチの息子が最近、おかしな事ゆうててな」
「…はあ?」
「何や、嫁とうまくいってへんみたいでな、
『もうアカンかもしれん』ゆうてな…あんたの落語聞いてたら、
何や身につまされてもうて……」
「ああ……そういう事ですか……それは大変ですね……」
…これは完全に、ネタの選択ミスという事になるんでしょうか?


何だか申し訳なかったな~と思って、
女性を送り出した後、ふと振り返ると、
「…5時半から『笑点』見なあかんで、『笑点』を!」
出たな、マスクマン!(笑)


てっきり『笑点』を見るために途中で帰られたのかと思っていたら
最後までしっかり見ておられたようです。


あれからお宅へ帰られて、
ちゃんと『笑点』をご覧になれたのかどうか、
ミスター・マスクマンのその後が気になって仕方が無い私です。


滋賀県は私に、物凄いインパクトをくれました。
是非また伺いたいものです。


微笑亭さん太

滋賀にもかけない

昨日は滋賀県の近江八幡に行ってきました。
マイミクの近江家八景さんに声をかけていただいた
『第4回 男女共同参画寄席』
に出演するためです。


私自身、滋賀県に行くのも初めてですし、
滋賀県で落語をするのも初めてです。


電車で行ったんですが、
途中何回か乗り換えをしなくてはいけなかったので、
方向音痴の私としては、無事に近江八幡に着けるかどうか、
甚だ心許ない感じでした。


実際乗ってみると
思った以上にスムーズに乗り換えができて、
これならアリバイを作って人を殺しても
大丈夫そうだと思いました(コラコラ!)


会場となった男女共同参画センターには、
380名のお客さんが詰めかけ、
期待感がビンビン伝わってくる雰囲気でした。


『一目上がり』          KOHARU亭たいちろう

『天狗裁き』           KOHARU亭けいじろう

『野州の老婆の休日』      あっぷる亭おれんじ

『離婚式』(さん太作)     微笑亭さん太

『漫才』              ダブルエックス

『川柳は心の憂さの吹きだまり』 近江家八景

『歌&演奏』            ほっとらいん


今回の寄席の楽しみは、小学生落語家として有名な、
KOHARU亭たいちろう君、けいじろう君の兄弟に会える事です。


お母さんと一緒に楽屋に入ってきた2人は、
早速差し入れのペットボトルのジュースを開けると同時に、
紙コップにマジックで名前を書きました。
他の人と見分けがつくようにという、
何という楽屋慣れ!(笑)


そしてすぐ高座のチェックに向かい、
マイクが音を拾うかどうか確認してました。
こんな営業慣れした小学生、見た事ありません。


高座の方も、兄君は本寸法の江戸落語で滑舌がよく、
弟君は、持ち前のフラを最大限に生かした上方落語で爆笑を取ってました。
こういうデキる2人は、社会人落語大会の参加資格を得る前に、
つぶしておかなくちゃいけません(笑)


特に弟君の方は、
写真で見るより、かなりぽっちゃり体型になっていて、
着物に着替えた姿を見ると、
新弟子検査を待つ入門希望者みたいでした。


自分の高座が終わった後、楽屋でひとりうつむいていたので、
自分で納得いかないところがあって
反省してるのかと思って聞いてみたら、
「…いや、ちょっとウトウトしてました」
この図太さと度胸、やはり今のうちにつぶしておくべきですね(笑)


呼んでいただいた八景さん、
沢山笑ってくださった近江八幡のお客さんに大感謝です。


微笑亭さん太

いつも住まないね~

人の一生において
『一番大きな買い物』と言えばという事になるわけですが、
出来れば安く建てたいと思うのが人情ですよね。
ちょっとした工夫次第で値段を抑える事も出来るそうでして、
一番大切なのは、構造をシンプルにする事だそうですね。


最近はツイストドーナッツみたいな
凝った外見の家を建てる方がいらっしゃいますが、
それは当然費用がかかります。
直方体とか立方体とか、見た目、豆腐か羊かんみたいな家にして、
部屋の仕切りも最低限にすれば安く済むそうですよ。


出来れば仕切りなんか無い方がいいわけですから、
50坪の土地でも、100畳一間の家にすればいいわけですね。
…道場を始める時には便利ですしね。


それから外壁ですが、安く済むんじゃないかという事で、
コンクリートの打ちっぱなしにする方がいらっしゃいますよね。
「コンクリートの打ちっぱなしですか…何か無機質な感じに見えますね」
「そう言われると思ってね、見えないところにオシャレしてるんですよ」
「見えないところにオシャレ?」
「ええ、中に家内を塗りこんであるんです」
これは、なかなかオシャレな上に静かでいいですよね。


しかしこの外壁は、あまりオススメできないそうですね。
というのもコンクリートの打ちっぱなしというのは、
ベニヤで表面を固めてコンクリートを流しこみ、
その後、ベニヤ板をはがすわけですが、そのままじゃダメなんですね。


外壁に使う以上、雨水が染み込んだりしたら困りますので、
防護剤を塗布しないといけません。
しかも案外傷みやすくて手入れが欠かせないので、
結果として高くついちゃったりするわけですね。


じゃあ一番安上がりな外壁は何かというと、
『金属系のサイディング材』を使うのが一番いいそうですね。
これは、鉄やアルミニウムを整形して作るもので、
大量生産されている上、軽くて丈夫で長持ちするんですね。


価格は一平方メートルあたりで、
3500円~7000円くらいだそうですから、
非常にリーズナブルですよね。
もっと安く済ませたいという方は、
ブルーシートかダンボールがオススメだそうですけどね。


あと安く上げるための要素として『水周り』があります。
デザインなどを重視して、水周りを分散させてしまうと、
それだけ費用がかさんでしまいますから、
水周りを固めて、分散させないようにするのが肝心だそうですね。
そうすれば余分な配管などをする必要がなくなる分だけ、安く済むわけです。


トイレとお風呂を近くにするなんて事は言うまでもなくですが、
できればトイレの横にキッチンがあるといいですよね。
そうすれば、お父さんが用を足してる傍らで、
お母さんが美味しい美味しいカレーを作ってるなんという、
ほのぼのした光景が見られていいですよね。


微笑亭さん太

ダイヤモンドの裏事情

いよいよ、WBCの1次リーグが始まりますね。
主力選手の怪我や不調など、不安材料もありますが、
是非とも侍ジャパンの皆さんには、頑張っていただきたいものです。


プロ野球のレギュラーシーズンの開幕も迫ってきましたが、
今年から新たに、メジャーリーグで活躍する日本人選手もいます。


昨年のメジャーリーグのア・リーグMVPは、
タイガースのミゲル・カブレラ選手に決まりましたが、
3割3分、本塁打44本、139打点で
45年ぶりの三冠王に輝いたわけですから当然ですよね。


ところが事前の予想では、3割2分6厘、30本、83打点の
マイク・トラウト選手が取るのではと言われていたんですね。
というのも、近年台頭してきた
『セイバーメトリクス』という指標がありまして、
この中で『WAR』と呼ばれるものがあるんですね。


これは、ある選手が出場した場合の勝利の上乗せ期待値を、
走攻走全体で独自に算出したもので、
これで計算すると、カブレラ選手の6.9勝に対し、
盗塁王に輝き守備も上手いトラウト選手は10.7勝と、
大きく上回っていたんですね。
しかしやはり、三冠王の称号は大きく、
大差でカブレラ選手の勝利となったわけです。


これからは日本の野球界でも、
様々な基準でレギュラー選手を決めていく球団が出てくるでしょうね。


「あの選手、下手クソなのに、何でいつも試合に出てるんだ?」
「あの選手の親父さんがさ、球団に多額の寄附をしてるんだって」
「あ~、じゃあ使ってもらえるよな。…あの若い選手は?」
「イケメンだからだよ。女性客を集めるためだったら、
打った後、3塁へ走っちゃうようなド素人でも使ってもらえるんだね」
「でも、あの選手なんかはイケメンでもないのに使ってもらってるね」
「ああ、あいつはね、凡退した後、打席での一発ギャグが面白いんだよ。
だからお客は、あいつがヒット打っちゃうと不満げなんだよね」
「へえ~、色んな基準があるんだね。でも一番判らないのはあの選手だね。
お金持ちでも、イケメンでも、面白くもないのに、何で不動の四番打者なんだ?」
「あいつね、ナベツネさんが大好きらしいから」
なんてんで、野球の常識が変わっていくかもしれませんね。


微笑亭さん太

ツッコミの美学

今さら言うまでもない事ですが、
お笑いには『ボケ』『ツッコミ』というものが存在します。


漫才やコントの場合は基本的に、
それぞれ『ボケ担当』、『ツッコミ担当』という役柄がふられます。
落語というのは、その両方を自分ひとりで出来るというところが、
私にとっては最大の魅力です。


私も稀に、漫才やコントを演る事がありますが、
その時には迷わず『ツッコミ役』を選びます。


お笑いをやる人間に『どちらを選ぶか?』という質問をしたら、
多分比率的にはボケ役を選ぶ人が多いのではないかと思います。
常に『面白い事を言う』のはボケですし、
お客さんにも、ボケ役の方が愛される傾向がありますから、
得なポジションと言えるでしょう。


それに対してツッコミ役は、
ボケに対してツッコミが成功して、
『ウケを取ってチャラ』みたいなところがあります。
技術が要る上、自分からギャグを発信するわけでもありませんし、
ウケても、その瞬間から『ボケ役の手柄』みたくなってしまう、
いささか損な役回りだとは思います。
でも私は、ツッコミの方が好きですね。


ミステリーに例えるなら、
ボケ役は『犯人』で、ツッコミ役は『探偵』じゃないかと思います。
腕のあるツッコミの方というのは、
ボケ役の弄したトリック(ボケ)に対して、
快刀乱麻の如き解決(ツッコミ)を提示する名探偵に等しいと思います。
私はそこに、『かっこよさ』を感じてしまいます。


特にボケ役の放った、
フワ~ッとしたボケに鋭いツッコミを入れ、
お客さんの笑いのベクトルを決めてくれるような時というのは
感動すら覚えます。
そのままでは完全にスベる空気を、
鋭利な刃物で切り裂いて笑いにもっていくツッコミ役を尊敬してしまいます。


今の私にはそれだけの腕はありませんが、
少しでも勉強をして、
そういうツッコミ役を目指したい気持ちは常にありますね。


微笑亭さん太
微笑亭さん太 プロフィール

微笑亭 さん太

Author:微笑亭 さん太
愛知県豊田市在住
豊橋落語天狗連所属

公演依頼される方は、
090-8133-6921
にお電話下さるか、
hohoemiteisanta@yahoo.co.jp
あるいは、
hohoemitei-santa@hotmail.co.jp
までメール下さい。

アマチュア落語家として高座に上がる一方、創作落語を執筆し、自ら演じたり、プロの師匠方にも提供しています。寄席、イベント等に呼んでいただければ、喜んで駆けつけますので、よろしくお願い致します。

『悪質商法撃退落語』『振り込め詐欺防止落語』『認知症落語』『納税推奨落語』『男女共同参画落語』などの、特定のテーマの落語口演も致します!

また、イベントの司会、台本や原稿等の執筆依頼も受け付けておりますので、お気軽に御連絡下さい。


●エフエムとよた
【ラブィート演芸 楽市・落語】パーソナリティ
日曜日午後6時~6時半(隔週担当)放送中!


《受賞歴》
平成16年 『六人の会』主催 
第1回全国落語台本コンクール
最優秀賞

平成20年 落語協会主催
落語台本コンクール
佳作

平成21年 国立演芸場主催
漫才・コント台本コンクール
最優秀賞

平成21年 池田市主催
社会人落語日本一決定戦
3位入賞

平成22年 池田市主催
社会人落語日本一決定戦
奨励賞受賞

平成24年 落語協会主催
落語台本コンクール
優秀賞

平成24年 上方落語協会主催
落語台本コンクール
佳作

平成25年 池田市主催
社会人落語日本一決定戦
藤本義一賞受賞

平成25年 上方落語協会主催
落語台本コンクール
佳作(2期連続)

平成27年 落語協会主催
落語台本コンクール
最優秀賞

平成28年 落語協会主催
落語台本コンクール
優秀賞(2期連続)









微笑亭さん太 『団塊居酒屋』(さん太・作) 動画

団塊居酒屋 前半

団塊居酒屋 後半


《プロの師匠方への提供作品》

『こうもり』 春風亭小朝師 林家たけ平師 三笑亭可龍師 林家木久蔵師 春風亭ぴっかり師

『オトナの試験』『恋するオ・ト・メ』『短パン刑事』『同窓会』 桂かい枝師

『身投げ橋』 春風亭昇太師 五明楼玉の輔師

『人面瘡』 春風亭小朝師 桂三木男師 鈴々舎風車師 千原ジュニアさん

『茂造の恋』 春風亭小朝師 五明楼玉の輔師

『お伽村』 林家木久蔵師

『豆腐小僧』 春風亭小朝師 林家正蔵師

『トイレ革命』 三遊亭亜郎師

『こくせん』『幸せの指南書』『改訂版・寿限無』 林家ひろ木師

『地球最後の日』 三遊亭丈二師 三遊亭吉窓師

『罪を憎んで・・・』 月亭遊方師

『かごめかごめ』 桂文雀師

『転校生』柳家小せん師

『リベンジ商店街』古今亭駒次師



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