失言と誤解
『しかるべき時に解散する』と言い続けてきた麻生総理が、
ようやく衆議院を解散してから一週間以上経ちましたよね。
トヨタのプリウスの納車待ち並みに待たされた解散ですから、
『やっとか~』という思いを多くの方がされてると思いますね。
今回の解散、
『追い込まれ解散』とか『崖っぷち解散』とか『破れかぶれ解散』とか、
ろくな名前が付けられてませんけど、付けるとしたら
『しかるべき時解散』でいいんじゃないですかね。
何しろ、これだけ待たされたんですから、
『いい加減にしろ!』ってんで、今こそ麻生さんを
『叱るべき時』なんじゃないかと思いますからね。
選挙の日程も決まって、各党臨戦態勢になりつつあるわけですが、
今回の選挙は、
『ガチンコで政権交代をかけた初の選挙』と言っても過言ではないですから、
投票率も上がって盛り上がると思いますよ。
珍獣ハンターのイモトさんも、当日マラソンを走ってる途中で、
投票所に駆け込むんじゃないかと思いますけどね。
またまた麻生さんが、例の『働く事しか才能がない発言』で、
失言の新ネタ下ろしをやってくれましたよね。
麻生さんに限らず、政治家の方が失言をした時、その後の釈明会見で、
『誤解を招く発言があった事をお詫びします』と、
皆さん口を揃えて言いますよね。
それって、おかしいんじゃないかな~と、いつも思うんです。
というのも、そもそも『誤解』というのは、
言い回しが悪かったばかりに、自分の真意と違う意味に取られる事です。
従って、ちゃんと当人の説明を聞けば、
『あ~、そうか。そういう意味だったのか~』と、
納得する事が出来てこその『誤解』だと思います。
ところが、政治家の方々の『誤解発言』というのは、説明を聞けば聞くほど、
『え~っ、絶対、そんな意味で言ってないよね?』と、
ツッコミを入れたくなる事ばかりですよね。
それは『誤解』ではなく、単なる『やっちまった』だけです。
人の本音というのは、そういうところに出るんじゃないでしょうか。
政府の肝いりで始まった、『エコポイント制度』にならって、
『失言ポイント制度』を始めたらどうですかね?
失言するたびに、政治家のおでこに黒い星を一個ずつつけていくんですね。
五個たまったら、『総選挙1回休み』とか、
十個たまったら、『ふりだしに戻って、1年生議員からやり直し』とかね。
それくらいのリスクを負わないと、
あの方々の失言が、劇的に減る事はないかもしれませんね。
微笑亭さん太