失言と誤解

昨年九月に政権が発足して以来、事あるごとに
『しかるべき時に解散する』と言い続けてきた麻生総理が、
ようやく衆議院を解散してから一週間以上経ちましたよね。
トヨタのプリウスの納車待ち並みに待たされた解散ですから、
『やっとか~』という思いを多くの方がされてると思いますね。

今回の解散、
『追い込まれ解散』とか『崖っぷち解散』とか『破れかぶれ解散』とか、
ろくな名前が付けられてませんけど、付けるとしたら
『しかるべき時解散』でいいんじゃないですかね。
何しろ、これだけ待たされたんですから、
『いい加減にしろ!』ってんで、今こそ麻生さんを
『叱るべき時』なんじゃないかと思いますからね。

選挙の日程も決まって、各党臨戦態勢になりつつあるわけですが、
今回の選挙は、
『ガチンコで政権交代をかけた初の選挙』と言っても過言ではないですから、
投票率も上がって盛り上がると思いますよ。
珍獣ハンターのイモトさんも、当日マラソンを走ってる途中で、
投票所に駆け込むんじゃないかと思いますけどね。

またまた麻生さんが、例の『働く事しか才能がない発言』で、
失言の新ネタ下ろしをやってくれましたよね。
麻生さんに限らず、政治家の方が失言をした時、その後の釈明会見で、
『誤解を招く発言があった事をお詫びします』と、
皆さん口を揃えて言いますよね。
それって、おかしいんじゃないかな~と、いつも思うんです。

というのも、そもそも『誤解』というのは、
言い回しが悪かったばかりに、自分の真意と違う意味に取られる事です。
従って、ちゃんと当人の説明を聞けば、
『あ~、そうか。そういう意味だったのか~』と、
納得する事が出来てこその『誤解』だと思います。

ところが、政治家の方々の『誤解発言』というのは、説明を聞けば聞くほど、
『え~っ、絶対、そんな意味で言ってないよね?』と、
ツッコミを入れたくなる事ばかりですよね。
それは『誤解』ではなく、単なる『やっちまった』だけです。
人の本音というのは、そういうところに出るんじゃないでしょうか。

政府の肝いりで始まった、『エコポイント制度』にならって、
『失言ポイント制度』を始めたらどうですかね?
失言するたびに、政治家のおでこに黒い星を一個ずつつけていくんですね。
五個たまったら、『総選挙1回休み』とか、
十個たまったら、『ふりだしに戻って、1年生議員からやり直し』とかね。
それくらいのリスクを負わないと、
あの方々の失言が、劇的に減る事はないかもしれませんね。


微笑亭さん太
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『芸人』という言葉の解釈

若手芸人ブームと言われて久しいですが、
テレビをつければ、数多くの番組に、若手芸人の皆さんが出演されてます。
テレビ業界も経費削減が言われるようになってきてからというもの、
ギャラの高い大御所を使うより、
ギャラが安くて面白くて、命に関わるような危険な事でも、
『え~っ、マジっすか~!?』の一言を残して必ずやってくれるわけですから、
若手芸人のニーズはどんどん高まってますよね。

『芸人』という言葉の解釈も、
昔と今では随分変わってきたような気がします。

昔は『芸人』と言ったら、『舞台でネタを演る事』が大前提でしたからね。
それが今では、ほとんどネタを演らなくても、
芸人と呼ばれる人たちはいっぱいいます。
熱いおでんを食べたり、熱湯風呂に入ったりといった、
『リアクション芸』というのは、今では完全に市民権を得ていますが、
今は『ひな壇芸人』と呼ばれる人たちの、『ひな壇芸』的な物も、
徐々に市民権を得つつありますよね。

『ひな壇芸人』というのは、バラエティ番組などで、
メインで仕切っている芸人の後ろのひな壇に並んで、話をフラれた時に、
それに対して面白い話をしていく芸人さんたちの事ですね。
『あ~、沢山芸人が出てるな~』ぐらいの認識で、
番組をご覧になっている方も多いと思いますが、
この『ひな壇芸人』として輝くには、かなりの努力と技術を要すると思います。

話をフラれた時、
短い時間で要点だけを話し、笑いを取っていかなければなりませんから、
普段からの情報収集と整理、そして、
『このネタならばスベらない』という、鉄板ネタを幾つか用意して、
いつでも話せるような状態にしておかなければなりません。
そしてさらに、予期しないところで話をフラれた時に、
素早く対応し切り返す、『芸人としての反射神経』、これも大切です。
面白くなかったら、オンエアではカットされてしまうわけですから、
彼らの最強の敵である『編集』に打ち勝つためには、
そういう努力が不可欠となってくるわけですね。
この『ひな壇芸』というのは、サイクルの超速い今のテレビ業界生み出した、
新たなジャンルの芸と言えるんじゃないでしょうか。

20秒、30秒という短い時間で
会場のお客さんと視聴者を笑いの渦に巻き込むために、
彼らが普段、どれだけ努力をし苦悩しているかを密着して調べたら、
学校の道徳の時間の教材にできるくらい、
良い話が出てくると思うんですけどね。

ひな壇芸人の皆さんに、心から敬意を表します。


微笑亭さん太

『タマや~!』 『…ニャオ~ン』

私の住んでいる豊田市では、今日、花火がありました。
ここ数週間、週末に花火大会が行われる地域も多いでしょうね。

花火を扱った落語といえば、『たがや』という噺が挙げられます。
夏場になると寄席でもよくかけられる噺ですが、
この『たがや』以外に、花火をテーマにした落語って、皆無に等しいんですよね。
にもかかわらず、非常にインパクトの強い落語だと思います。

月例(7月・羽織)

江戸の名物の一つに数えられる両国の花火の当日、
花火見物の客で橋の上がごった返す中、
仕事帰りのたがや(桶屋)さんがやってきます。
押された拍子に、道具箱にかかっていた『たが』が外れ、
橋の向こうからやってきたお殿様に当たってしまい、
『無礼討ちにしてくれる!』と家来は大激怒。
群集の見守る中、侍とたがやが橋の上で戦うような事態へと発展してしまいます。
大方の予想を覆し、家来たちを倒していくたがや。
最後はボスキャラとも言うべきお殿様の首をはねてしまいます。
中天高く舞い上がるお殿様の首を見て、見物人たちが、
『上がった、上がった、上がった、たがや~!』

これは『地噺』といって、会話より地(語り)の部分が多い噺なんですね。
ですから、時事ネタなんかを入れやすいので、
私は大好きなネタで、よくかけます。

全編笑いの多いネタなんですが、
冷静にストーリーを振り返ってみると…凄いネタですよね。

お殿様の家来は、一人が撲殺、もう一人が刺殺され、
当のお殿様に至っては、首を斬られて、バラバラ殺人ですよ。
客観的に見ると、結構な『大量殺戮事件』に他ならないんですね。
たがやなんか一歩間違ったら、
ジェイソンやフレディと、同じ世界の人になっちゃいそうなくらいですよね。
そういう、お客さんが完全に引くような要素を微塵も感じさせず、
いかに笑わせて噺を運んでいくのかが、
演者の腕の見せどころと言えるでしょうね。

今、この噺に登場するたがやが生きてたら、
『あっしが殿様の首をはねたって?
冗談言っちゃいけねえ、考えてみねえ。
今の会社経営者たちは、片っ端から容赦なく労働者の首を切っていくじゃねえか。
それに比べたら、俺のやった事なんざ、可愛いもんさ』
なんて言うかも知れませんね~。


微笑亭さん太

雨は怖いですね~

九州方面などは、雨による被害が大変ですよね。
豪雨に襲われてしまった地域の方々には、
お見舞いを申し上げる他はないんですが…。

近年、台風でもないのに、やたら大雨が降るという
『ゲリラ豪雨』という現象がよく言われるようになりましたよね。

何故、こんなゲリラ豪雨が頻繁に起こるようになったかと言いますと、
夏の異常気象と気圧配置に原因があるらしいんですね。
『ブロッキング現象』なんと言って、
ユーラシア大陸からの寒気の南下で太平洋高気圧が日本に張り出せなくなり、
南海に停滞する低気圧との間に、
暖かく湿った空気の通り道が出来るからだそうですね。
この、温かく湿った空気が絶えず流れ込み、上空に寒気があるという状態が、
ゲリラ豪雨にとっては大好物なんですね。
あっという間に、信じられない量の雨が降りましてね。
『お父さん、窓の外見て!あんな大きな木が流されてるわよ!』
よ~く見たら、流されてるのは我が家の方だったりしてね。
家の中にも大量の水が流れ込んでくるもんですから慌てますよ。
下手すると、我が家で水死してしまう危険性がありますから。
そんな時は、お父さんにしがみつくといいそうですね。
どうしてかと言うと、
お父さんというのは、我が家で浮いてる事が多いそうですから…。

ゲリラ豪雨というのは、都市部ほど被害が大きくなるんですね。
というのは、アスファルト化されていて、地面に水が染み込まないから、
排水が間に合わないんですね。
ですから今後、都市部の地面には、紙おむつを敷き詰めておくべきですよね。
もしくは、おでん用の大根とかね…よく染み込んでくれると思いますよ。

車の中も恐いですよね。
道路が冠水して、ドアが開かなくなるなんて事がありますからね。
やはりそういう時のために、
全ての車の天井に脱出口を設けるべきですよね。
飛行機のように、ボタン一つで天井がパカッと開いて外へ飛び出せるという、
これは便利ですよ。
ただ、間違ってボタンを押してしまう方もいますので、
地下駐車場の天井に、頭から突っ込んだドライバーが続出したりなんかしましてね。

コロンの匂いをプンプンさせている女性がよくいますよね。
二キロ四方に匂ってるんじゃないかというくらいの。
そういう女性の事を『ゲリラ豪雨』に対して、
『ゲリラ女』と呼ぶそうですね。
どうしてかと言うと、香水量(降水量)がハンパじゃないからだそうでしてね…。

今年の夏はこの先、
ゲリラ豪雨による被害が少しでも減る事を祈っています。


微笑亭さん太

太陽が、いっぱいいっぱい

皆既日食の騒ぎも一段落しましたが、
これほどまでに太陽が注目を浴びた期間というのも、
今までに、あまりなかったですよね。

空に輝く太陽というのは、我々の生活にとって、とても大切なものです。
もしも太陽がなかったら、
錦野旦のヒット曲は生まれてなかった事になりますから、
それだけでも、人類の歴史にとっては大きなマイナスだったでしょうね。
…そうか?

太陽の年齢というのは四十六億歳だそうでして、
結構なお年頃なんですね。
ちょうど寿命の半分ほどを消化したみたいですから、
約四十六億年後の地球の事を考えて、
今のうちから避難袋とか用意しておくべきですよね。
備えあれば憂いなしです。

太陽の表面温度というのは約六千度なんですが、
四千度くらいしかない低温の部分というのが存在していて、
これを『黒点』というんですね。
磁場の影響などで出来ると言われてますが、
実際に黒い点に見えるから黒点と言うわけでして、
これが三十点以下になると『赤点』と言うわけですね。

『お日様』の『日』という字の真ん中の棒は、
黒点を表しているという説もあるくらい、
黒点は太陽の活動の目安になっているんですが、
今年は全く見えない日が非常に多く、百年ぶりの低水準になってるんだそうですね。
黒点の増減というのは約十年の周期があり、
景気の動向や大地震と関連があると言われてますから、気になるところですね。
また、スカートの長さの流行とも関係あるなんて説もありますから、
これから超ミニが流行りになっていくかもしれませんね。

太陽

ノルウェーなどの高緯度地方では、
太陽が沈まずに、薄明るい状態が一晩中続く『白夜』というのがありますが、
日本でも太陽がず~っと出てたら困りますよね。

一日中昼間ですから、
フクロウが『トリ目になりたい』なんて羨ましがったりしてね。
当然夜にするイベント、花火大会なんかが出来ません。
だから逆転の発想で、上げたところが暗くなる花火なんてのが作られたりしてね。

暴走族の連中も深夜に爆音を立てて走り回る事が出来ませんから、
仕方なく太陽が燦燦と照りつける中を走るしかなくなってきます。
自然と名称も、暴走族から『太陽族』に変わったりしてね。
何だか昭和三十年代に逆戻りしたような名前になっちゃうんですね。

逆に、ず~っと太陽が沈んだままってのも困りますね。
一日中夜ですから、会社に行くのもスーツの代わりにパジャマを着て、
カバンの代わりに枕を抱えて出勤するんですね。
で、会社では退社時間までずっと寝たまま。
いわゆる『就寝雇用』というやつですよ。

夜のお店関係なんかでも、『二十四時間キャバクラ』なんという、
コンビニみたいな営業をしている店が出てきましてね。
行ってみるとキャバ嬢が、みんな目の下にクマを作って、やつれた顔してるんですね。
「大丈夫?ちゃんと寝てる?」
「三日寝てないとか言わないの~」
なんて、姫ちゃんみたいに言われちゃったりしてね。

当然、自然界にも影響が出てきますよ。
二十四時間光りっぱなしで、ホタルが過労死してしまうという、
そんな世界も困りますよね。


微笑亭さん太

麻生さんと小泉さん

ここ数年、落語関連のドラマや映画が盛んに作られていますが、
『落語家を演じたら似合う有名人は誰か?』というアンケートを行ったところ、
2位以下の、タモリさん、西田敏行さん、国分太一さんなどを抑えて、
見事、麻生総理が1位になったそうでしてね。
妙なところで人気の高い方なんですね。

でもまあ、確かに落語家は似合うかもしれませんね。
麻生さんって方は、内閣の支持率を見れば判るように、
『落とす』のは得意ですからね。
しかもお金持ちですから、自らの財力で、
寄席の一つや二つ建てちゃいそうですからね。
ただ、寄席を建てる事はできても、
寄席って漢字が読めるかどうかが心配ですよね。

いよいよ政治の世界も、選挙モード突入になりましたよね。
麻生さんの喋り方を聞いてると
「私はぁ~、国民の皆さんに対しぃ~、力不足をぉ~…」
語尾が流れながら変調するんですよね。
これが聞いてる者にとっては、心理的な不安感を与えて、
『色んな意味で、ぶれてるな~』
と思わせているような気がします。

それに比べて小泉さんの場合は、
「私が!  この小泉が!  やると言ったら!  必ずやるんです!」
と、文節までを、強いトーンで、なお且つ短い時間で喋り、
語尾も明確な事から、
内容以上の説得力と安心感を与えるんだと思います。
また、文節と文節の間に適度な間を開け、待たせる事により、
聞く者の興味をグッと引きつけるテクニックも、
大したものだと思います。

アマプロ問わず噺家の喋り方というのは、
どちらかと言うと麻生さんタイプが多いですよね。
だから説得力がないんでしょうかね?(笑)

時と場合によっては、
喋る内容より、喋り方の方が重要になってくる場面があります。
どんなに素晴らしい内容も、
人の心に響かなければ、全く無意味になってしまいます。
政治家も噺家も、
少しでも人の心の奥底に浸透していくような喋り方を、
日々勉強しなければいけないですよね。
自戒として、そう思います。


微笑亭さん太

7月の月例寄席でした

今日は、
豊橋市神明町『居酒屋あんくるとむ』にて、7月の月例寄席でした。
7月は毎年、天狗連のビッグイベント『小市民寄席』があるもんですから、
月例寄席はお休みなんですが、
今年は小市民が10月にずれたため、
何年ぶりかの、7月の月例寄席開催と相成りました。


前説             チャーリー

『踊るファックス』      橘亭郵便箱

『お伽村』          微笑亭さん太

―仲入り―

『寿限無』          駒久家南朝

『市電漫遊記』        成田家虚生


珍しい事に、
月例に、年に1回出るか出ないかという、
チャーリー、虚生さん、南朝さんが一度に出演という、
まさに『皆既日食』のような幻の寄席でした。

私は、
時事ネタ中心のマクラを14、5分喋った後、
林家木久蔵師も持ちネタにして下さっている、自作の『お伽村』をかけました。
所々手を入れて、マイナーチェンジを図ってかけました。
お客さんは、笑っては下さったんですが、
思ったよりウケが取れずに、反省しきりです。

救いは、もう一つの自作
虚生さんが演られた『市電漫遊記』がウケていた事ですね。

次回は頑張ります。


微笑亭さん太

『星野屋』と『辰巳の辻占』という落語における疑問

個人的に、
男と女が騙しあう噺が好きなものですから、
『三枚起請』や『紙入れ』、
『品川心中』、『星野屋』、『辰巳の辻占』といった噺をよくかけます。
プロの師匠方もかける事が多いので、
落語ファンの間にも、そういうネタを聞きたいというニーズがあるんでしょうね。

この中でも、
『星野屋』と『辰巳の辻占』というのは、非常に共通点の多い噺です。
ちょっとネタバレしてしまって申し訳ないですが、
両方とも、心中がテーマであり、
女の本心に対して疑念を持った男の側が、
橋から身を投げるという、偽の心中話を持ちかけます。
しかし結局は、男の金が目当てだったという、
女の了見があらわになる結末を迎えます。
実はこの2つのネタに関して、
昔から、それぞれ疑問に思っている事があります。

『星野屋』の方は、
星野屋の旦那が、愛人であるお花の事が今いち信用できなくて、
本当に身を投げて真心を見せたら、すぐに待機させている船に助けあげて、
店の一軒も持たせるという算段で、偽の心中話を持ちかけます。
お花は計算高い女なので、旦那だけ飛び込ませておいて、
自分は帰ってしまうんですが、もし本当に飛び込んでたら、
果たして旦那の思惑通りに事が運んだでしょうかね?

というのも、
『旦那が死んでしまったら、私も生きていても仕方がない』と飛び込むような、
操の固い真面目な女性だったとしたら、
自分を試すような真似をした旦那に対して失望し、怒ると思うんですよね。
だからこの噺は、『お花の了見を試す』と言いつつも、
最初っから、旦那は結果を100%予測していたのではないかと思えるのです。
『ぜって~アイツ、飛び込まねえよな~』みたいな感じで
物陰から見ていたのではないかと。
だとしたら、この噺は、
『悪い愛人を持ってしまった、可哀想な旦那』じゃなくて、
『自分の予想を確認しただけの、趣味の悪い旦那』って事なのかな、と。

ストーリー的には、お花が『悪役』として描かれてますが、
真の悪役というのは、旦那なんじゃないかという気がします。
まさに、
『星野屋、その方もなかなかのワルよのう…』という感じでしょうか。
なかなか奥の深い噺だと思います。

さん太(紫)


一方、『辰巳の辻占』の方ですが、
これも、お互いに死ぬ気のない男女(伊之助とお玉)が、心中をしに行くわけですが、
男がなかなか飛び込まないので、女は自分の身代わりに石を放り込みます。
暗闇で離れた位置にいた男は、
それが女が飛び込んだ音だと、マジに勘違いします。
『どうしよう、本当に飛び込んじまったよ…よし、じゃあ、ここにある石を
俺の身代わりにして…』と、男も石を放り込みます。
女の方も、それを男が身を投げた音だと勘違いし、ほくそ笑みます。
その後、お互い死んだはずの者同士が道でばったり顔を合わし、
『あら!伊之さん、しばらく』
『しばらく?何がしばらくだ!?』
『だってお前さん、娑婆で会ったっきりじゃないか』
という斬新なサゲを迎えるわけですが、これ、おかしくないですか?

女の方が石を放り込むのは判ります。勘違いさせるためですから。
でも、何で男の方まで、
石を放り込まなきゃいけないんでしょうか?

その時点で、女は飛び込んで死んだと思ってるわけですから、
そのまま帰ってしまってもいいわけですよね?
石の効果音を聞かせる相手はいないわけですから、
男の方の石は無駄ですよね。
何で男の方まで石を放り込む必要があったのか、
ず~っと疑問なんですよね。
誰か教えて下さい(笑)

今回は、
ちょっとだけ、マニアックな話になってしまいましたね。
読み終わった方のほとんどが、
『…意味わからん!』と言われるのが、聞こえてくる気がします。
すみません。


微笑亭さん太

左甚五郎は棟梁じゃなくて、大統領候補?

オバマ大統領が、オールスターゲームの始球式で投げてらっしゃいましたが、
左手でボールを放ってましたよね。
オバマさんは左利きなんですね。

人間は基本的に右利きのわけですが、成人の8~15%は左利きだそうですね。
つまり10人に1人程度という事になるわけですが、
左利き率というのがやたら高いのが、最近のアメリカ大統領の方々でしてね。
何しろ、レーガン、ブッシュ、クリントン、ブッシュ、オバマと続く5人の中で、
息子のブッシュさん以外は全て左利きなんですよね。
これは凄い確率ですよ。

クリントンさんなんかは、よほど左利きにこだわってるとみえて、
奥さんの名前も『ヒダリー・クリントン』ですからね。
他にも、ノーベル平和賞を受賞したゴア元副大統領や、
オバマさんと大統領の座を争ったマケイン上院議員も左利きだそうですね。
やはり、政治家には左利きが多いんですかね。
そういえば、お酒でしくじってしまった例の中川前財務大臣も
完全な『左党』でしたからね…

この世の中というのは、
やはり右利きの方を基準に作られている物が多いわけですよ。
電車の改札や自販機のコイン投入口、
エレベーターのボタンやカメラのシャッターなんかも、左利きの方は使いにくいですよね。
電話ボックスのドアなんかでも、左手で開けるのは相当困難ですし、
缶ジュースのプルトップでも、右手で開ける方が開けやすい構造になってるんですね。
包丁なんかでも右で使うようになってますから、
奥さんが左利きの方は、夫婦喧嘩をして台所の包丁を持ち出されても、
若干安全なわけですよ。…そうかな?

こういった不利がある事から、
左利きの方でも、全ての動作を左でやるとは限らないわけですね。
ボールを投げるのは左だけど、箸を持つのは右だとか。
ペンを持つのは左だけど、ギターを弾くのは右だとか。
政治的思想は右だけど、生活は左前って、色々あるわけですよ。
ムーディ勝山に至っては、
右から来たのを左に受け流して、すっかり見かけなくなってしまいましたからね。

この間、左利きの方に、
『あったら一番便利だと思うものを挙げて下さい』と聞いたら、
『左利きのお客専門の、ラーメン屋のカウンター』と言ってましたけどね。
確かに、右利きの人と肘が当たるのは、鬱陶しいんでしょうね。
色々苦労があるもんですよね。


告知をひとつ
7/20(月) 午後7時より
豊橋市神明町 『居酒屋あんくるとむ』にて 月例寄席に出演します。

月例(12月)
↑こんな感じでやってる、とても楽しい寄席です。
木戸銭は100円で、毎回4席の落語が聞けるという、超お値打ちな寄席です。
是非、お気軽にお越し下さいね。


微笑亭さん太

ボケよりツッコミ

ガスレッド

『ボケとツッコミ』という言葉は、本来、お笑いの世界の専門用語だったはずですが、
いつの間にか、一般人も普通に使うようになりましたよね。
飲み会なんかで、
『ボケたんだからちゃんとつっこんでよ~!』なんて、
さも、つっこまなかった人が悪いみたいな事を言ってる人を見かけたりしますが、
そういう方はまず、
ご自分のボケのクォリティをチェックされる事をお薦めしたいですね。

基本的に落語を演っている私ですから、滅多に漫才やコントは演らないんですが、
演る場合には絶対、ツッコミを演りたいですね。
漫才やコントの場合、ギャグを言うのはボケですから、
ボケを演りたがる人が比較的多いと思うんですが、私はツッコミに凄く魅力を感じます。

実際、ツッコミというのは筋をふっていく役割もありますし、
それなりの技術が要求される割には、失敗したら致命的という、
かなり損な役回りだとは思います。

でも、ツッコミには美学を感じるんですね。

ボケ単独では成立しないような、
ちょっと判りにくいエキセントリックなボケが来た場合に、
それを、まるで名探偵が謎解きするが如く、的確な言葉でつっこみ、それを聞いたお客さんが、
『ああ、なるほど!』的な感覚でドッと笑った時の快感というのは、
ツッコミ冥利に尽きるんじゃないでしょうか。

『くりいむしちゅー』の上田さんや、『爆笑問題』の田中さん、
『ネプチューン』の名倉さんといったような優秀なツッコミは、
そういう快感を何度も味わっているから、ツッコミという役割に、
誇りを持っているんじゃないかと思います。
今、大人気の『オードリー』だって、春日君のキャラより、
若林君のツッコミを、もっと評価してあげてほしいですね。

ボケは天性、ツッコミは技術、
どんなお笑いでも、しっかりしたツッコミがいれば何とかなっていくものです。
お笑い番組好きの方々、
これからは、もっとツッコミの方を見てあげて下さいね~。


微笑亭さん太

イミフな職種

さん太(師匠)

「私、エバンジェリストなんですよ」
「ああ、そうなんですか。僕も綾波レイのフィギュア持ってるんですよ」
 とか、
「私、董事(とうじ)をやってまして」
「それはそれは、仕込みの時期とかは大変なんでしょうね~」
 なんて、全くあさっての方向の会話をしてしまった方もいるかもしれませんが、
世の中には、よく判らない職種・肩書きの方がいらっしゃいますよね。

『エバンジェリスト』というのは、
元々キリスト教の『福音の伝道者』を意味する言葉で、
企業において、自社製品や技術などの啓蒙活動を行う役職の事であって、
『エヴァンゲリオン』とは全く関係ないんですね。

『董事』というのは、
企業の意思決定や監視の責任を株主から任された人の事で、
お酒を作る杜氏の方とは、似ても似つかない職場なんですね。
この『エバンジェリスト』と『董事』というのが、
『どういうポジションの人なのか、よく判らない肩書きランキング』というアンケートで、
ワンツーフィニッシュを飾った二つの肩書きなんですね。

他にも、特別研究員の事を『フェロー』、
ソフトウェア設計者の事を『アーキテクト』なんて言われても、
聞いてみないと全く判らないですよね。
広報とか副社長なんて普通に言えば判るのに、
それぞれ『パブリシスト』、『バイスプレジデント』なんて、
わざわざ判りにくい外国語に換えてるパターンもありますね。
課長補佐クラスを『主事』、部長クラスを『参事』なんて言ったりしますが、
参事の方が出世すると『大参事』になっちゃうんでしょうかね?

肩書きだけではなく、
一般に『オトナ語』なんて呼ばれてるいる言葉の中にも、
随分判らない物が沢山ありますよ。
漢字の場合というのは、知らない言葉でも、
字面から意味合いをある程度予想するのが可能ですが、
横文字の場合は全く見当がつかない事が多いです。

計画や枠組みを意味する『スキーム』なんて言われても
『アイロンの事ですか?』なんて聞いちゃったりして…それはスチームですけどね。
『主導権を握る』という意味の『イニシアチブを取る』なんてのも、
何かの資格を取る事だと思ってたり、
物々交換を意味する『バーター』と言われて、
『やっぱり俺は、マーガリンだな』なんて堂々と言っちゃったりして、
とにかく勘違いを生みやすいんですよね。

何となく耳にした事は何度かあるんだけど、
意味を確かめないでそのままにしておくと、
直接自分に関わるような事態になった時に困りますよ。
『今日はNRだから、後の事はよろしくお願いね』なんてメールを
会社の先輩からもらって、
「何だろう、このNRって?」
…いくら考えても判らないもんですから、友達に聞いてみると、
「NR?ああ、『直帰』の事だよ」
「あ、何だ、『チョッキ』の事か!」
慌ててユニクロにベストを買いに行ったって話がありますけどね。

なるべくなら、
日本語でお願いしたいな~と思う私です。


微笑亭さん太

落語家さんの好き嫌い

さん太(緑・羽織)

最近、落語関係の出版物が多いですよね。
特にCDとセットになったパターンの物ですね。
解説付きで落語が聴けるというのは、
非常に親切でいいですよね。

落語を聴いていて、
『この噺家さんは好きだな』とか
『この人はどうも今いち…』なんて思う事はよくありますよね。
この『好き嫌い』というのは
どこから来るんだろうな~と考えてみたりします。

落語は『リズムとメロディ』だと言われています。
リズムというのは、『間』であり、
メロディというのは『噺のテンポ』という事になるんでしょうかね。
この二つが自分と共鳴した時に、
その噺家さんの事を『面白い』と思うんでしょうね。

落語を聴いている時に、
自分の頭の中で流れているテンポより
少し遅いテンポの噺家さんというのが、
嫌いなタイプになってしまう事が多いような気がします。
自分のテンポを『1』とすると、
『1.2』とか『1.3』くらいの、
微妙に遅い語り口の噺家さんを嫌いになる可能性が
結構高いんじゃないでしょうか。
逆に『2』くらいまで遅くなってしまうと、
それはそれでという感じで許せてしまって、
さほど嫌いじゃなくなっていくんじゃないかと思います。
この『1.2』とか『1.3』くらいの、
微妙に遅い気持ちの悪い間延びの仕方が、
何ともいえない不快感を醸し出して、
その噺家さんを嫌いになるのではないかという結論に
私は達しましたが…いかがでしょうかね?

もちろん、それ以外にも
好き嫌いを決定づける要素はいくつもあるとは思いますが、
このテンポに関しては、
結構大きなファクターだと思っています。
その噺家さんとの『相性』とも言えるんでしょうかね。

                         
微笑亭さん太

知らない噺

さん太(黒・羽織)

落語と関わってもう随分経ちますが、
落語会などのネタ出しをしてあるチラシを見ていて、
全く見た事も聞いた事もない噺に当たる事があります。
もちろん新作なら、知らないネタはいっぱいあるわけですが、
古典落語らしきネタにも、そういうのがあるんですね。

落語に関わってからというもの、少しでも知識を深めたいと思って、
知らない噺などは調べたりしてきました。
タイトルと大まかなストーリーしか知らない噺は数多くありますが、
タイトルすら聞いた事ない古典を見ると、
よくぞ今まで、この『さん太包囲網』をかいくぐってきたものだと、
ちょっと感心したりします。
…単なる勉強不足かも知れませんが。

かつて三遊亭円窓師匠が、500席の落語をかけるという、
『円窓500噺』という凄い企画をやられましたが、
古典落語の数も、そのくらいだろうと言われてます。
中にはストーリーくらいしか残っていなくて、
ほとんど円窓師の創作に近いようなネタもありましたから、
実際はもっと少ないのかもしれません。
その数とクォリティを誇りながら、
ほとんど作者が判ってないというという曖昧さとの共存、
古典落語には、魔性の魅力がありますよね。

余談ですが、
寄席に行って『寿限無』や『子ほめ』『まんじゅう怖い』といったネタを聞いた方が、
『知ってる噺だったから楽しめた』的な事を仰る場合があります。
そんなに落語を聞きなれてる方じゃない場合は特に、
うっすらとでもストーリーを知ってる噺の方がいいんでしょうかね?
演り手としては、あまりにもポピュラーすぎるネタを演るのは、
少し気が引けたりしますが(私だけの感覚かも?)
『お約束』の笑いを好む日本人だけに、
知ってる噺の方が安心できるんですかね?


微笑亭さん太

小市民寄席のない七夕

かっぽれ

私の所属している豊橋落語天狗連の最大のイベント『小市民寄席』は、
毎年、この七夕近辺に行われています。
年によっては、そのものズバリ七夕とカブる事もよくあり、
寄席の会場には、笹飾りがされる事も多いです。

30回記念にあたる今年は、公会堂が改装工事中のため、
10/24(土)25(日)に変更されます。
この時期は毎年、
稽古などでてんてこ舞いしている天狗連メンバーも、すっかり、まったりモード。
何だか、七夕…いや、タナボタの休みをもらったようですね。

小市民寄席はここ数年、土日の2日公演で、
合計1300人以上のお客さんが来て下さるという、ありがたい寄席です。

公会堂客席

今年は10月なので、秋の噺が多くかけられる事も予想され、
夏の小市民とは、また一味違ったものになるでしょう。
私も今から楽しみにしていますが、
まだ何一つ具体的な事が決まってないのが、
ちょっと…かなり…相当不安だったりしますね。


微笑亭さん太

安城での高座

マジック
今日は、安城の三ツ川集会所という所の
町内のお祭りに呼ばれて行って来ました。

現地に着いて、
『着替えの部屋に案内します』と言って連れて行かれたのが、
御近所の普通の民家の居間。…えっ、居間?
お爺ちゃん、お婆ちゃんがお茶を飲みながら、
『なんでも鑑定団』の再放送を見てる部屋に通されました。
『まだ時間ありますから、どうぞお楽に』って、
これはなかなか、お楽にできませんよ。
仕方がないので、
時間つぶしに会場を見に行きました。

朝の9時から延々と16時くらいまでやっているお祭りで、
カラオケあり、マジックあり、大正琴ありの中で、
落語が1席組み込まれているというパターンです。

私が入っていくと、年配のおじ様がちょうどマジックをやってました。
多分、趣味でやっておられる方だと思います。
カードやハガキを使ったマジックでしたが 、
一旦ネタに入ると、
自分の手元に集中して、一生懸命、黙々とやってるもんですから、
自然と、客席のお客さんは一切無視状態です。
その間、BGMも無ければ、トークもなし。
ただ、マジックの内容を理解してないお客さんが、
ポカ~ンと見守っているだけです。
時々、マイクを使って喋るんですが、これがハンドマイクなもんですから、
喋ると両手が使えなくなってしまうという、
マジシャンにとっては、致命的な状況になっちゃうんですね。
ちょっと気の毒で、心の中で、
『おじ様、頑張って!』と応援しちゃいました。

お祭りの高座は、聞いてもらえないのが常ですが、
割と聞いてもらえて良かったです。
ただ、演っている途中で、
皆さんが『おひねり』を投げられるんですね。
これが、かなり数が多くて、何人もの方が投げるので、
途中からお客さんの興味が、
落語を聞く事から、『次は誰が投げるんだろう?』的な興味に移って、
高座より、客席ばかり見回してましたね。
で、またこのおひねりが、
体にガンガン当たったりなんかして、
私はお稲荷さんにでもなったような心持ちでした。
しかも、今日のネタは『肥瓶』。
便所に使われていた瓶を
水瓶として所帯祝いに贈ってしまうという、プチスカトロ噺なんですが、
その噺を演りながら、高座にどんどんチリ紙がたまっていく光景というのは、
なかなか暗示的で凄いな~と思ったりしました。

おひねり
ついこの間は、
満員のホールで柳家権太楼師の前で落語を演っていた私が、
今日は、大正琴とカラオケに挟まれての出演です。
このギャップが、アマチュア落語の醍醐味ですね

どこかでお祭りやる町内があったら、
是非、声をかけて下さいね。


微笑亭さん太

最近、気になる言い回し

2008年小市民寄席より(3)

時代と共に、新しい言葉が生まれていくのは、よくある事です。
『KY』なんて言葉は完全に市民権を得ましたよね。
しかし中には、
本来の意味とは別のニュアンスで
使われる言葉が出てくるなんて事もありますよね。

私が最近、気になっている言葉というのが
『大丈夫です』という言葉。
これ自体は昔からある普通の日本語で、
悪くない意味で使われてきたと思います。
しかし最近、特に若い世代では、
否定的なニュアンスで使われるパターンが増えてきた気がします。

《レッスン1 嫌われてる上司とOLの会話》
「…柴田君、残業お疲れ様。疲れただろう?肩でも揉んであげようか?」
「いえ、大丈夫です」
「何ならこの後、食事でも…」
「大丈夫です!!」

これは『完全拒否』の意味ですよね。
使うポイントとしては、キッパリ言う事ですね。
『ダメです』とか『嫌です』と言うと角がたちますが、
『大丈夫です』なら大丈夫です。
これからも、
ちっとも大丈夫じゃない状況で使われる事が
多くなっていくかもしれませんね。

もう一つ、気になっているのが、
『○○してもらっていいですか?』という言葉。
これは丁寧な言葉で相手に頼んでいるんですが、
どうも、マイナスオーラをまとった言葉になっている時があります。

《レッスン2 自分は超忙しいのに、サボってる先輩OLに対して》
「…先輩、その書類、取ってもらっていいですか?それから、マニキュア塗るの、他の場所でやってもらっていいですか?」

みたいな感じで、
目上の人間に対する、負の感情を主張する時の言い回しとしては
かなり便利なようですね。

使ってない方は、
是非とも明日から大いに使って、
人間関係を円滑にして下さい。


微笑亭さん太

寄席のお客さん百態

2008年小市民寄席より(1)

寄席には実に様々なお客さんがお見えになります。
隣の席の方をバシバシ殴打しながらよく笑う方、
口の端だけニヤッと笑う方、
大学の講義でも聞いてるような難しげな顔で腕組みされてる方、
老若男女を問わず、色んなタイプの方がいらっしゃいます。
数百人入るような比較的大きな会場でも、
高座の上からお客さん1人1人の顔というのは、案外よく見えます。
落語を喋りながらの『お客さんウォッチング』というのも、
なかなか面白いものです。

寝てる方というのはよくいますが、
会場に早く来て、わざわざ最前列を場所取りしていながら、
『ガ~ッ』と寝てる方がいるんですよね。
つまらなくて寝られるのは仕方ないんですが、
落語がよくウケてて、他のお客さんが大笑いしてても、
最前列で、歯ぎしりでもしかねないくらいに熟睡してる方もいますね。
高座から見てると、なかなかシュールな光景です。

それから、素直なお客さんですと、
枕なんかでこちらがネタをふるたびに、
『そうなんだ~』的に大きくうなずく方もいらっしゃいますね。
どうかするとメモまで取ってたりなんかしてね。
私の場合、枕で喋っている事は120%ウソなので、
その方が、よそで喋って恥をかいたりしないかと若干心配しながら、
今日も高座からウソを発信し続けてます。

笑いのツボが1人だけ大きく違う方なんてのもいましてね。
よく笑って下さるのに、他のお客さんがシ~ンとなってるところでも、
おひとりだけ笑ってたりするんですね。
これは目立ちます。
そのうちに、他のお客さん方の視線が高座ではなく、
その方の方に注がれてたりなんかして…
『ここで笑うか~』と思いながら皆さんが見ているのが、
高座の上からだと一目瞭然なんですよね。
完全に主役を持っていかれて、
高座の上で孤独になります。

終演後、
『面白かったよ~』と言って下さるお客さんはもちろん嬉しいです。
どうかすると、満面の笑顔で近づいてきて私の手を握り締めて、
『偉いわね~、あんな長い噺を覚えて』
…これは嬉しいのかどうか、非常に微妙なところですね。
仕事量にたいする評価はあっても、
クォリティに関しては全く触れてないという…
まあ、でもありがたい事です。

大学の落研時代、慰問で行った老人施設で落語をしてたら、
ちょうど私が喋っている時に、
客席のお婆ちゃんがバタッと倒れたんですね。
すぐにストレッチャーで運ばれていきましてね。
当時まだ10代の微笑亭さん太は心底ビビりました。
後で職員の方に、
『あのお婆ちゃんは大丈夫だったんでしょうか?』と聞くと、
『大丈夫ですよ』と笑顔で言いながらも、
決して私と目を合わせようとしてくれませんでした。
時は平成に移った今でも、
あのお婆ちゃんのその後が、今でも気になって仕方ありません 。


微笑亭さん太
微笑亭さん太 プロフィール

微笑亭 さん太

Author:微笑亭 さん太
愛知県豊田市在住
豊橋落語天狗連所属

公演依頼される方は、
090-8133-6921
にお電話下さるか、
hohoemiteisanta@yahoo.co.jp
あるいは、
hohoemitei-santa@hotmail.co.jp
までメール下さい。

アマチュア落語家として高座に上がる一方、創作落語を執筆し、自ら演じたり、プロの師匠方にも提供しています。寄席、イベント等に呼んでいただければ、喜んで駆けつけますので、よろしくお願い致します。

『悪質商法撃退落語』『振り込め詐欺防止落語』『認知症落語』『納税推奨落語』『男女共同参画落語』などの、特定のテーマの落語口演も致します!

また、イベントの司会、台本や原稿等の執筆依頼も受け付けておりますので、お気軽に御連絡下さい。


●エフエムとよた
【ラブィート演芸 楽市・落語】パーソナリティ
日曜日午後6時~6時半(隔週担当)放送中!


《受賞歴》
平成16年 『六人の会』主催 
第1回全国落語台本コンクール
最優秀賞

平成20年 落語協会主催
落語台本コンクール
佳作

平成21年 国立演芸場主催
漫才・コント台本コンクール
最優秀賞

平成21年 池田市主催
社会人落語日本一決定戦
3位入賞

平成22年 池田市主催
社会人落語日本一決定戦
奨励賞受賞

平成24年 落語協会主催
落語台本コンクール
優秀賞

平成24年 上方落語協会主催
落語台本コンクール
佳作

平成25年 池田市主催
社会人落語日本一決定戦
藤本義一賞受賞

平成25年 上方落語協会主催
落語台本コンクール
佳作(2期連続)

平成27年 落語協会主催
落語台本コンクール
最優秀賞

平成28年 落語協会主催
落語台本コンクール
優秀賞(2期連続)









微笑亭さん太 『団塊居酒屋』(さん太・作) 動画

団塊居酒屋 前半

団塊居酒屋 後半


《プロの師匠方への提供作品》

『こうもり』 春風亭小朝師 林家たけ平師 三笑亭可龍師 林家木久蔵師 春風亭ぴっかり師

『オトナの試験』『恋するオ・ト・メ』『短パン刑事』『同窓会』 桂かい枝師

『身投げ橋』 春風亭昇太師 五明楼玉の輔師

『人面瘡』 春風亭小朝師 桂三木男師 鈴々舎風車師 千原ジュニアさん

『茂造の恋』 春風亭小朝師 五明楼玉の輔師

『お伽村』 林家木久蔵師

『豆腐小僧』 春風亭小朝師 林家正蔵師

『トイレ革命』 三遊亭亜郎師

『こくせん』『幸せの指南書』『改訂版・寿限無』 林家ひろ木師

『地球最後の日』 三遊亭丈二師 三遊亭吉窓師

『罪を憎んで・・・』 月亭遊方師

『かごめかごめ』 桂文雀師

『転校生』柳家小せん師

『リベンジ商店街』古今亭駒次師



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③『身投げ橋』&『改訂版・寿限無』(¥1000)

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